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生活・しつけ
2012年10月27日の記事
子どもの能力も伸びる、親子が幸せになる叱り方とは
《イラッとしない!親が幸せになる子育て3》子どもの能力を否定せず、良いところに焦点を当てましょう
子育てをしていると、叱りたくなくても叱らなければならない場面があります。
でも、感情にまかせて叱りつけてしまうと、親も子どもも傷つくばかり……。
子どもの能力を伸ばして、幸せになる叱り方について、家庭教育アドバイザーの和田みゆきさんにうかがいました。
和田 「カッとしたら、まずはトイレに行くなど、その場を離れましょう。
人間は10秒経つと、少し冷静になれるそうです。冷静になってから、どんな言い方をすれば子どもに伝わるかを、考えるといいですね」
子どもに素直に聞いてもらうには、どうすればよいでしょうか。
和田 「能力を否定しないことが大切です。
ふざけてジュースをこぼすなど、子どもが失敗すると、ついイラッとして
『全くダメな子なんだから!』
などと言ってしまいがちです。
でも、それでは子どもの能力を否定することになりますよね。
すると子どもは傷ついて、反抗します。
『今、ジュースをこぼしたのは良くなかったね』
など、失敗したことだけを叱りましょう。
子どもは納得して、素直に聞いてくれます」
叱り方によって、子どもを伸ばすこともできますか?
和田 「はい。ポイントは、子どもの『できること』に焦点を当てることです。
『あれができないし、これもやらない』と、
できないことに焦点を当てて叱るのではなく、
『あれができるから、これもできるね』など、
子どもができることに焦点を当てて伝えるのです。
そうすることで、子どもは、認められたという喜びを感じ、驚くくらい行動が変わっていきます。
人は『愛されている』という実感がないと、認められたいと思えないものです。
それは、子どもも同じ。
子どもが愛されているという実感を持つ手段の一つに、『あなたはママの宝物』と伝えることがあります。
日常的にママから『宝物』と言われている子どもは、自分は愛されていると感じるので、認めてくれているママにもっとよい自分を認めてもらいたいという欲求が出ます。
そうして頑張り、能力を伸ばしていくことができるのです」
愛されている、能力が認められているという実感が、子どもを伸ばすんですね。
言わなくても伝わっているはず、と思いこまず、積極的に伝えていこうと思います。
和田みゆきさん、ありがとうございました。