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年長 2012年9月7日の記事

いつでも『孫Welcome!』とは限りません

《祖父母に子どもを預けよう3》祖父母との関係は、ママが上手に結んでいくようにしましょう。

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前回は、子どもを祖父母に預けるとき、 
気をつけたいことや心得ておきたいことについて、棒田明子先生にうかがいました。

 
今回は、祖父母にもいろんなタイプがいる、タイプの見極めが大切、というお話をうかがいます。

 
 
棒田 「祖父母にもいろんなタイプがいますから、 
すべての人が孫といて楽しいわけではない、というのも事実です。

 
ご飯を一緒に食べるのが精一杯の人もいるし、 
一週間預かっても大丈夫、という人もいます。

 
子どもは、大人の反応をとても敏感に読み取り 
『ぼくが来てもうれしくないのかな』 
と感じることもあります。

 
子どもの様子や、受け入れ態勢などを見て判断し、 
預けるのが無理そうな場合はあきらめることも、また必要です。

 
逆に、それまで疎遠だった場合も、 
子どもが小学生になったのをきっかけに、家族で遊びに行って、 
絆の結び直しができることもあります。

 
おじいちゃん、おばあちゃんの趣味を一緒にやってみるのもよいでしょう。 
星を見ることが好きなおじいちゃん、 
登山が趣味のおばあちゃんもいます。

 
特におじいちゃんは、 
『孫と一緒に○○をやりたい』 
という夢を持っている人が多いようです。 
あらかじめ聞いて、子どもに伝えてあげてもいいでしょう。 
それが、良い関係を作るきっかけになるかもしれません。

 
 
子育てでは、最終的な決定権はママにあることが多いものです。 
子どもを誰かに預けるときに、 
誰に預けるのが自分にとって負担がないのか、 
ということを知っておくとよいでしょう。

それが祖父母であれば、甘え上手になり遠慮せずに預けましょう。 
祖父母に預けるのが難しいなら、無理をせず別の方法を見つけていきましょう」

 
 
祖父母にも、祖父母の生活があります。 
尊重しながら、子育てに協力してもらいましょうね。

 
棒田先生、ありがとうございました。


●NPO法人孫育て・ニッポン理事長 棒田明子 「祖父母に子どもを預けよう」 
最終回 いつでも『孫Welcome!』とは限りません 
第2回 子どもを預けるときどんなことに気をつけたらいい? 
第1回 子どもを祖父母に預けるって悪いこと? 

 
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