三橋美穂
快眠セラピスト。睡眠環境プランナー。
『Sleepeace』代表。
『三橋美穂の睡眠情報サイト』(http://sleepeace.com/)
寝具メーカーの研究開発部門長を経て独立。睡眠とストレス、食事、色彩、体操、呼吸法、寝具などとの関わりについて研究を行う。講演や個人相談を通して、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具の選び方などを提案している。
著書:『ねこに教わる 快眠レッスン60』(PHP研究所)、『寝る前5分間エクササイズで快眠生活』(実業之日本社)など。
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生活・しつけ
年長 2014年8月1日の記事
熱帯夜に心地よく眠るためのエアコン&扇風機と合わせて使いたいのが、「涼しい寝具」。その選び方について、快眠セラピストの三橋美穂さんにお話を伺いました。
●夏のかけ布団は、ガーゼケットがイチ押し!
三橋 「夏の夜、暑いからといって何もかけないと、寝冷えしてしまいます。かけ布団は、タオルケットも良いのですが、特におすすめなのが『ガーゼケット』です。1回使ったら、心地良くてタオルケットには戻れないほどです。
やわらかくて通気性がいいのが特徴で、中に熱がこもりません。ガーゼを重ねることで保温性もあり、かけたときに軽いのも魅力。洗ったら乾きやすいのもいいところです。
また、抱き枕を使うのも涼しくするコツのひとつ。仰向けよりも、抱き枕を抱いた状態で横向きに寝ると敷き布団と背中、わきの下などにすき間ができ、空気が通って涼しく感じられます」
●通気性・吸湿性の良い素材のパジャマを選ぶ
三橋 「布団のほかに、パジャマで調整してもいいですね。とはいえ、薄着にしすぎると、寝返りをしてかけ布団がはだけたときに冷えてしまうかもしれません。
就寝中は、コップ1杯分の汗をかくといわれています。特に、脇の下、ひざ裏に汗をかきやすいので、その部分をカバーできる半袖や七分袖、ロングまたは七分丈のパンツのパジャマがおすすめです。
素材は、肌触りがサラッとしている『楊柳』、柔らかくて通気性がよい『ガーゼ』、ひんやりとした『麻』、吸湿性のよい『綿』もいいでしょう」
●シーツと背中部分のムシムシを解決!
三橋 「そして心地よく眠るためには、『敷きパッド』を涼しい素材に変えるのもおすすめです。シーツの下に敷くタイプのものと、パッドとシーツ兼用タイプもあります。
夏の寝具では、麻のシーツ、タオルケットを使っている方が比較的多いのですが、敷パッドを変える人は少ないようです。
仰向けに寝ているときは敷き布団と背中が密着するため、ここに熱がこもって湿度が高くなります。敷パッドを通気性の良い素材に変えれば、熱を適度に逃してくれます。素材は、立体メッシュ構造のもの、麻、イグサなどがおすすめです。
寝具売り場では、さまざま素材の敷きパッドが見つかるはずです。表面を触ってみてひんやりしていても、中にポリエステルの綿が使われていると、汗をかいたときに逆に蒸れてしまう可能性もあります。 素材をチェックしてみてくださいね。」
三橋さん、ありがとうございました。
エアコンに頼るだけではなく、涼しい寝具を賢く使い、夏も心地よく眠りたいですね。
三橋美穂
快眠セラピスト。睡眠環境プランナー。
『Sleepeace』代表。
『三橋美穂の睡眠情報サイト』(http://sleepeace.com/)
寝具メーカーの研究開発部門長を経て独立。睡眠とストレス、食事、色彩、体操、呼吸法、寝具などとの関わりについて研究を行う。講演や個人相談を通して、眠りの大切さや快眠の工夫、寝具の選び方などを提案している。
著書:『ねこに教わる 快眠レッスン60』(PHP研究所)、『寝る前5分間エクササイズで快眠生活』(実業之日本社)など。
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