【小学1年生】と【年長】ママのお役立ち情報を配信!

  • トップページ
  • 学校・まなび >
  • 好きな女の子にちょっかいを出して嫌がられます

学校・まなび

小学1年生 2014年10月16日の記事

好きな女の子にちょっかいを出して嫌がられます

《きいて、教えて、舟山先生!》 頭ごなしに怒らず、子どもに直接理由を聞いてみましょう

1138_img_01

 

 

好きな女の子に対して、男の子がわざと嫌がることをするという光景は、よく見られます。子どもならではの可愛らしさと笑って済ませられればよいのですが、度が過ぎると、ちょっと困ったことになってしまいます。

 

 

Q.クラスの女の子をかまいすぎて迷惑がられています

 

こんにちは。私は小学1年生の男の子の母です。

息子はクラスに好きな女の子がいて、いつもその子にちょっかいを出しています。休み時間に追いかけ回したり、ボールを投げつけたりと、わざと嫌がることをしているようです。

 

ケガをさせたりすることはないのですが、あまりにしつこいので、最近はその子を何度か泣かせてしまったようです。先日は、ついに相手のお母さんから「うちの子が怖がっているので、もう近づかないようお子さんに言ってください!」と言われてしまいました。

 

うちの子が悪いのはたしかなのですが、息子なりの愛情表現だとわかっているので、どこまで厳しく言えばいいのかわかりません。大好きな子にストーカーのように言われてかわいそうに思う反面、放っておくと、またちょっかいを出すかもしれないと思うと心配です。

 

担任の先生に相談したほうがいいのでしょうか?

(ばんびーの)

 

 

 

A.話がこじれる前に、担任に相談するなど早めの対処を

 

それは、すぐに担任の先生に伝えるべきだと思います。

先生も気づいているかもしれませんが、お母さん同士でそこまで深刻になっているとは思っていないかもしれません。お母さん同士で話がなんとかなればよいのですが、実は私の経験でこんなケースがありました。

 

今回と似たような女のお子さんの訴えに対して、その子のお父さんがとても敏感に反応して怒ってしまい、お母さんだけでなくお父さんも出てきて……ということになってしまったのです。

 

そこまでこじれると、双方の両親と子どもとが対面して学校で話し合いをすることになります。もしそうなったら、息子さんの気持ちまでが傷つけられてしまうので、早めに対処したいですね。

 

ご相談者は、息子さんの行動を愛情表現であるとわかっていらっしゃいます。これはとても救いです。きっと冷静に諭すことができると思います。

 

まず世間話のついでに、その女の子を話題にします。教室ではどんな子なのか、どんなことをしたり、話したりしているのか、できるだけ聞いてみます。きっと息子さんにとって、一番印象に残っているシーンがあるはずなのです。優しくしてもらったとか、困ったとき助けてくれたとか。息子さんにとっては大切な部分です。お母さんは「そうなんだ。それはいい子だね」と共感しながら聞いてあげてください。

 

そのあとで、今現在もその女の子と遊んでいるのかと聞いてみましょう。たぶんあまり芳しい返事はないかもしれません。きっとその子に避けられているからです。それが自分で分かっているようなら、「それは、ちょっとさみしいよね」と水を向けます。さらに「なんでだと思う?」と聞いて、息子さんが自分の行動を振り返ることができたら、大成功です。

 

例えば息子さんから

「休み時間に、ちょっと意地悪しちゃった」とか、「しつこくしちゃった」という言葉が出たとしたら、「じゃぁ、どうしたらよかったと思う?」と尋ね、「ごめん、って言えばよかった」「そんなことしないほうがよかった」などという言葉が出れば、「えらいね。よくわかっているね。男の子は女の子に優しくするといいよ。お父さんも、本当はお母さんに優しくしてくれるんだよ」などと話しましょう。

 

頭ごなしに怒るのが一番よくないのです。

なぜなら、まれに女の子の方が誤解してしまって、男の子を目の敵にして、かなりオーバーに親に伝えている場合もあるからです。そうなったら、子どもはもう親や大人に心を開かなくなります。

 

また、これもごくまれなケースですが、女の子に避けられていることに気づいていない場合もあります。これはコミュニケーション面の発達障害の可能性もありますので、とりあえず、すぐに担任の先生に相談すること。そして可能なら、お母さんが普通の日の休み時間などにそっと見学に行って、まずは自分の目で様子を見ておいたほうがよいと思います。 

 

いずれにしても、あと10年たったら「こんなことあったわね」という話になります。

深刻になり過ぎないことです。

 

 

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前のページへ戻る

トップページへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『ママノート』ツイッターやっています!フォローいただけたら幸いです。

過去の特集はこちら

学研の頭脳開発「ちえのおけいこ3歳」