ぴっかりさん(本名:萩原光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助している。
また、著作や講演活動なども精力的に行なっている。主な著書に『心を抱きしめると子育てが変わる』(主婦の友社)など。
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年長 2014年11月4日の記事
仲良くしていたママ友から仲間外れにされて大ショック……そんな時は、どうすればいいのでしょうか?子育てカウンセラーとして数多くのママたちの悩みに向き合っている、「シャローム共育相談室」の“ぴっかりさん”こと萩原光さんにアドバイスいただきます。
Q:ママ友から仲間外れにされています
幼稚園年長の男の子のママです。
4人で仲良くしているママ友がいるのですが、なぜか急に無視されるようになりました。
3人で会話をしているところに入っていこうとすると、「じゃあね」と切り上げて、私を避けようとします。ランチにも誘われなくなりました。
幼稚園の送り迎えで毎日顔を合わせることもあり、とても辛いです……。
そのママ友とは家が近所で、子ども同士もよく遊ぶ仲です(子ども同士は問題なく仲良くしているよう)。
関係を修復したいのですが、どうすればいいでしょうか?
A:ママ友関係のもつれは、ママにとって大問題
ぴっかり 「育児に忙しいお母さんにとって“ママ友”の存在は大きいですよね。ママ友とおしゃべりをすると良い気晴らしになり、ストレスが解消できると思います。
だから、信頼していたママ友から急に冷たい態度をとられ、孤立感をつのらせてとても辛い思いされているのではないでしょうか。『私が何か悪いことをしたから、みんなから避けられているのでは……』などと、必要以上に自分を責めてしまっていませんか?
真面目な人ほど、マイナス思考になって悩んでしまいがちです。解決方法を一緒に考えていきましょう」
●弱音やグチを言うのは悪いことではありません
ぴっかり 「1人で悩んでいると、どんどん気持ちが暗くなってしまいます。家族や環境の違う信頼のおける人(別の幼稚園のママ友や、学生時代からの友だちなど)に相談してみてはどうでしょうか?
メリットは2つあります。
1つめは、悩みを聞いてもらうことで心のもやもやが晴れること。
もう1つは、自分が思いつかなかった解決のアイデアをもらえることです。
そうすると、冷静に考えられるようになり、“自分はどうしたいのか”がはっきり見えてきます。グチや弱音を吐くのは消極的な行為ではなく、前に進むために必要な行為なんですよ」
●勇気を出して、理由を聞いてみる方法も
ぴっかり 「信頼のおける人の意見を聞いたうえで、改めて“自分はどうしたいのか?”を考えてみてください。ママ友との関係を修復したいのであれば、無視をする理由を知る必要があります。理由がわからないままでは、どう関係を修復していいかもわかりませんよね。ちょっぴり勇気を出して、3人のママ友の中で一番話しやすい人に聞いてみてはいかがでしょうか?
メールでも電話でも構いません。そのとき、『どうして無視するの!』と、相手を責めるような言葉を使わないようにしてくださいね。責めると相手は守りに入ってしまいます。
例えば、こういう聞き方をしてみてはどうでしょうか。
『私の勘違いかもしれないけど、みんなから避けられている気がするの。
私、何かしたかな? みんなと仲良くしたいから、教えてくれるとうれしいな』
このように、責めるのではなく『悩んでいる』、『相談がある』という姿勢で伝えます。もし、相手が答えてくれないようであれば、他の2人にも聞いてみてください。
もしかして、『あなたの○○なところが嫌で無視したの』と、キツイことを言われる可能性もあります。理由を聞くのであれば、それも覚悟しなければいけません。理由を知って『なるほど』と納得したのなら、直す努力をすることも必要です。
でも、場合によっては直すことのできないあなたの個性を指摘されたり、言いがかりをつけられたりすることも考えられます。そこまで言われたら、“距離を置く”という選択もあるのではないでしょうか。
自分に無理をして相手に合わせ続けるのはとても辛いことです。3人のママ友とは距離をおいて、新しいママ友を見つけるほうが良い場合もあります。ママ友という味方も大事ですが、それ以上にあなたが『自分自身の味方』になってあげることが大事なのではないでしょうか。」
1人で考え込んでは、どんどん孤立感が強くなってしまうもの。
まずは相談することで、一歩を踏み出したいですね。
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ぴっかりさん(本名:萩原光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助している。
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