ぴっかりさん(本名:萩原光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助している。
また、著作や講演活動なども精力的に行なっている。主な著書に『心を抱きしめると子育てが変わる』(主婦の友社)など。
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年長 2014年11月5日の記事
ママ友のリーダー的存在・ボスママを、敵に回してしまうとやっかいなことに……。今回は、ボスママとの関係のお悩みについて、シャローム共育相談室のぴっかりさんにアドバイスいただきます。
Q:幼稚園のボスママに悪口をメールで回されました
子どもの幼稚園に、何かと仕切りたがるボスママがいます。
幼稚園の保護者会のとき、私がボスママと反対の意見を言ったことがきっかけになって目をつけられてしまいました。
どうやら、メールで私の悪口を他のママに回しているようなのです(ひどい!)。
それからは、周りのママ友からも何となく冷たい態度をとられるようになりました。どうすればいいでしょうか?
A:ハッキリ意見を言える人ほど標的になりやすい
ぴっかり 「今どきのママ友付き合いは、とても大変ですね。『子育てよりもママ友付き合いのほうが大変』という声も聞いたことがあります。
ボスママとの関係では、自分の意見を言える人ほど、目をつけられてしまいがちです。たいていは、ボスママを持ち上げ、言われるがまま動いてしまう人が多いのではないでしょうか?
でも、メールで悪口を回したり、言いがかりをつけきたりするのは許せませんよね。子育ての仲間として支え合うのが本来のママ友関係なのではないでしょうか」
●みんなボスママを恐れている可能性も
ぴっかり 「例えメールといえども、悪口を言われれば傷つきますよね。メールやSNSなど、手軽なコミュニケーションツールでは、『相手がどう思うのか』というフィルターをかけずに、人を傷つける感情的なことを書いてしまう人もいます。
状況を変えるには、勇気を出して周りのママ友に聞いてみるのも1つの方法です。ボスママから悪口のメールが回ってきたとしても、自分のところで止めればいいはず。きっと、周りのママ友もボスママにビクビクして『自分が標的になるのでは』と恐れているのかもしれません。1人で悩みを抱え込まずに、まずは話しかけやすいママ友に相談をしてみてはいかがでしょうか」
●戦う、戦わない? 選択肢はいろいろある
ぴっかり 「また、別の幼稚園のママ友や、ママ友関係の悩みを持つママをネットやSNSで探してみてもいいでしょう。誰かに話を聞いてもらえると、心が落ち着いてきます。すると、“自分としては、どうしたいのか”ということがわかってくるのではないでしょうか。
現代人は、本音をしまいこんで生きるのが得意です。しかし、そうなると、『本当は、自分はどうしたいのか』ということがわからなくなってしまいます。自分らしい選択肢が見つかれば、勇気も自然に湧いてくるはずです。
解決法は1つではありません。
ボスママをほめて持ち上げ、言いたいことがあっても飲み込んで波風立てずに戦わないのも1つの生き方です。
『やっぱり、許せない!』と、毅然として自分の意見をぶつける生き方もあるでしょう。
取り入らず、かといってケンカもせず、なんとなく距離を置いていく選択肢を選ぶ人もいるでしょう。
どんな生き方を選ぶにせよ、“自分らしい選択”をしていくことが、人生を豊かにしていく秘訣なのだと思います」
悩みを聞いてもらい、『辛いよね』と共感してもらうことで、悲しみや怒りの感情が収まり、進むべき道が見えてくるのですね。
ぴっかりさん、ありがとうございました。
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ぴっかりさん(本名:萩原光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助している。
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