ぴっかりさん(本名:萩原光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助している。
また、著作や講演活動なども精力的に行なっている。主な著書に『心を抱きしめると子育てが変わる』(主婦の友社)など。
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生活・しつけ
小学1年生 2014年11月18日の記事
マイペースな子どもに『早く!』と大声で怒鳴りつけてしまう……。本当はよくないこととわかっているけど、どうすればいいのでしょうか? 「シャローム共育相談室」の“ぴっかりさん”こと萩原光さんにお話を伺います。
Q:子どもが言うことを聞かないと怒鳴りつけてしまう
小学1年生の我が子は、マイペースな性格です。朝起きるのが遅く、のろのろ準備するので「早く!」「本当にノロマね!」と人格を否定するような言葉を使って怒鳴ることも……。
本当は、怒鳴るママになりたくないのに……。どうすればいいでしょうか?
A:いつも笑顔のママでいるのは難しい
ぴっかり 「怒りたい気持ちをグッとこらえて、いつもニコニコのママでいる。子どものペースに合わせて待ってあげる。
育児本などでこのような理想のママ像が書かれていて『なるほど』と納得しても、現実の子育てではなかなかマネできないものです。実際、子どもは親の思い通りに動いてくれませんよね。
とはいえ、いつも怒鳴ってばかりではお母さんも辛いはずです。
ここで、子どもに対する『早く!』『本当にノロマね!』と怒鳴ることが本音なのかを考えてみてください。
もし怒鳴りたいのが本音の気持ちだったとしたら、怒鳴った後はスッキリするはずです。
後悔するのは、自分が本当に表現したい気持ちは他にある可能性が高いのです」
●『恐怖』の感情が根っこにある
ぴっかり 「コントロールできない感情の根っこには、『恐怖』があります。
子どもがマイペースで朝起きるのが遅いから怒鳴るだけではなく、『あなたが遅刻すると、私がダメなママって思われるじゃないの』『この子がマイペースな性格のまま大人になったら困るのではないか』という恐怖があるのではないでしょうか?
これらの恐怖が怒りを増幅させ、怒鳴ってしまうのです。その本音がわかると、『怒鳴るほどでもないかな…』と、気持ちが少し落ち着いてきませんか?」
●自分の本音と向き合いながら子育てを
ぴっかり 「子どもを怒鳴りつけたくない、いつでもニコニコしているママでいたい、ということは頭では分かっているのですよね。でも、それができないから辛いのです。
現代は、本音を自分の中に押さえ込んでふたをし、苦しんでいるお母さんたちが多く見られます。それによってストレスを抱え込み、怒りをコントロールできなくなってしまうこともあります。
子育てはテクニックだけではうまくいきません。お母さん自身が自分の感情とどう向き合うかがポイントなのです」
“いいママ”でいようとするがんばりやさんほど、自分を苦しめてしまうのかもしれないですね。
ぴっかりさん、ありがとうございました。
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