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生活・しつけ
年長 2013年10月1日の記事
ちょっとした一言で、夫はみるみる変わります
《家事する夫の育て方 1 》 たった3つのポイントをおさえるだけで、あなたの夫がカジメンに!?
家事に育児に、そして仕事をお持ちの方は仕事にと、ママは毎日大忙しです。
そんなみなさんにうかがいます。
あなたの夫は、どのくらい家事をしていますか?
そして、そのことにまったく不満はないですか?
「うちの夫は、何もしてくれない」
「不満はあるものの、たまにはしてくれるから、何も言えない」
など、モヤモヤを解消すべく、『家事する男の作り方』の著者 百世瑛衣乎(ももせえいこ)さんに、“夫を自然に家事に参加させる極意” をうかがいました。
●夫がなかなか家事をしないワケは、3つのハードルにあります
いくら言ってもやってくれない夫や、やってくれても適当すぎる夫など、夫のタイプは千差万別ですが、どんな夫でも『家事する夫』になることはできますか?
百世 「ええ。コツさえ押さえれば、『家事する夫』に変わりますよ。
まず、夫が家事をしないのは、3つのハードルがあるからなんです。
1. 精神的ハードル ⇒ 『やる気がない』
家事なんて面倒なことは、やってくれる人がいるのなら、できればやりたくないもの。
楽をしたいと思うのは、男も女も同じでしょう。
2. 技術的ハードル ⇒ 『できない』
次は、『どうやったらいいか、わからない』というスキルの問題。
家事技術を身につけるのって案外、時間がかかりますし、最初は失敗もたくさんします。
3. 継続面のハードル ⇒ 『続かない』
家事は毎日発生するもの。
お手伝い感覚でたまにとか、いちいち「やって」とお願いするのは、ストレスの元。
夫の担当を決めて、自分からやってもらえると、助かりますよね?
それでは、3つのハードルをどのように越えていくか、具体的なノウハウをお話ししましょう」
●家事を『やる気がない』相手を、議論で警戒させてしまわないように
まずは、第1のハードル『やる気がない』という精神的な壁は、どのように乗り越えたらよいでしょう?
百世 「つい、正論で『家事は分担すべき』だと面と向かって言ってしまいがちですが、これは実はマズイやり方です。
この時期に気をつけなければいけないのは、『話し合わない』『議論をしない』こと。意外でしょ?
なぜ、議論をしてはいけないのかというと… 議論をして男性が勝てば、『やらなくていい』ってことにされてしまいます。
そして、女性が勝ったとしても、負けた男性は不愉快ですから、結局、家事を気持ちよくやってはくれないわけです。
つまり、どっちに転んでも、得ではないんですね。
では、どうすればいいでしょう?
ポイントは、相手に『気づかせない』ことなんです。
なるべく気づかないうちに家事に足を踏み出させてしまうのが、コツ!
例えば、味見をしてもらったり、食器を運んでもらったり、なんでもないお手伝いを経験させます。
相手に警戒をされてしまわないように、なるべく小さなことから慣れさせちゃいましょう。
そうやって知らず知らず、家事に足を踏み入れてもらい、気づかせないうちに精神的なハードルを越えてしまうんです」
次回、第2のハードル『できない』と、第3のハードル『続かない』をどのように越えていくかについて、引き続き百世さんにうかがっていきます。
プロフィール
男性に楽しく家事をやってもらうカリスマ。『家事する男の作り方』(出版文化社)、『いい妻、リセット宣言』(共同通信社)などの著書がある。不妊を乗りこえ、一人娘を育てるママ。
ブログ「この地球の同じ時間を」社会の変化を一歩先取りした社会派作家、講師として活躍。テレビ、新聞、雑誌など、メディア出演多数。