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生活・しつけ
小学1年生 2014年2月5日の記事
乱暴な言動は、どうすれば直りますか?
言葉遣いの悪さや乱暴な行動を、直そうとすればするほどひねくれる・・・・・・。直し方を教えてください。
「6歳の息子は、4歳の弟に対して言葉遣いが悪く、時には乱暴で心配です。優しく言っても直らず、厳しく注意をすると今度はひねくれてしまいます」
佐藤正寿先生のアドバイスはこちら。
「まずは理由を聞いて、『わかったわ』と言葉をかけましょう」
佐藤 「『優しく言ってもダメ、厳しく言ってもダメ。じゃあ、どうしたらいいのか?』ということですね。
この場合には、『優しく言う』『厳しく言う』という表面的な対応の違いが問題なのではありません。
息子さんに対して、『どうしてそんなことをしたのか』という理由を聞いたかどうかがポイントです。
弟さんに対して乱暴するくらいですから、きっと何かしらの事情があったはずです。
まずはそれをきちんと聞き、息子さんを理解することが大切です。
理由を聞き、その上で『そうなのね、わかったわ』。
注意より、最初にこの言葉をかけるべきです。
この言葉がなければ、厳しいのはもちろん、いくら優しくしてもだめなのです。
お母さんに理解をしてもらった後であれば、息子さんも注意を受け入れる心をもちますから、お子さんの性格に応じて優しく諭すか、厳しく注意するか決めればいいのです。
何度か繰り返すうちに行動も変わってくるでしょう。
なお、言葉遣いについて言えば、私も自戒していることがあります。
『子どもは親の言ったことは聞かなくても、親のしていることは真似をする』ということです。
お子さんの言葉遣いが乱暴な場合には、自分の行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
小学校の低学年では、担任の話す言葉が、そのままその学級の子どもたちの言葉遣いに反映されてしまうことがよくあります。
親としても、教師としても自戒しているところです」
佐藤先生、ありがとうございました。
「優しさ」と「甘やかし」は違いますし、「厳しさ」と「乱暴」も違いますよね。
親として、自分自身を省みながら、子どもに接していきたいと思いました。