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生活・しつけ

小学1年生 2013年10月16日の記事

将来いじめっ子にならないか心配です。

何かあると、すぐに手が出るうち子。どうしてこうなってしまったのか、何とかやめさせたいのですが…。

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「息子は、幼稚園の頃から気に入らないことがあると、すぐにたたいたりぶったりして解決しようとします。小学校で、いじめっ子にならないようにしなければ…と思うのですが」
 
本当にやめさせたいという、このお母さんの切実な思い、伝わってきます。
 
佐藤正寿先生は、「たたいたり、ぶったりすることはひとつの表現です。子どもに安心感を与えれば減っていきます」とアドバイスをいただきました。
 
 
佐藤 「『ぶつ』という行為は、相手が絡んでくるだけにお母さんとしても心配ですね。
一刻も早くその行為を止めてほしいと願っていることでしょう。
だから、
『もうしないと約束しなさい!』
『今度友だちをぶったら、同じようにお母さんがぶつからね!』
などと強く叱ってしまいます。
 
しかし、何より優先させてほしいのは、息子さんの『ぶつ』という行為の原因を知ることです。
 
『自分に目を向けてほしい』というサインなのか。
あるいは何らかの欲求不満なのか。
習い事でストレスがあるのか…。
 
『たたく』『ぶつ』という行為は、表現の一つであるということを認識しましょう」
 
 

口で表現できないから「ぶつ」ことで表現していることもあるということなんですね。
「もしかしたら、こういうメッセージを伝えているのかもしれない」と、その原因に思い当たったら、どうすれば良いでしょう?

 
 
佐藤 「行為の原因がわかれば、解決にも見通しがつきます。
たとえば、お母さんが妹ばかりに目が行っていて、『自分にも注目して!』と感じている場合には、息子さんだけが徹底的にお母さんに甘える機会を作ってあげることで心が安定します。
 
何らかのストレスを感じているようならば、じっくりと話を聞いて、『そうだったの。これからも、お母さんはいつでもあなたの話を聞くからね』と言ってあげることで、『自分は大切にされている、気にかけてくれる人がいる』という安心感が生まれます。
 
このような安心感があれば、自然に『たたく』『ぶつ』という行為は減ります。
いじめっ子になるのでは…という心配も杞憂です」
 
 

佐藤先生に、そうおっしゃっていただけて、ホッとしているお母さんもいらっしゃると思います。
どうもありがとうございました。

 
「ぶつ」「たたく」が、子どもからのサインならば、今、「いじめっ子になったら困る」と思えたことが幸運だと思い、子どもが何を伝えているのか、どうしたら安心させてあげられるのか、じっくり考えてみたいと思います。

 

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