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週末・その他
年長 2015年1月20日の記事
子どもの集中力アップ! 『けん玉』のメリット[1/20]
《けん玉で遊ぼう! ・前編》『けん玉』で遊ぶと集中力がアップし、バランス感覚も養われます。
寒い時季は、お子さんが室内で遊ぶ時間が長くなるのではないでしょうか。ゲームをしてばかりで運動不足にならないか心配……というお母さんもいらっしゃるかもしれませんね。
それなら、体を適度に動かして楽しく遊べる『けん玉』を取り入れてみませんか?
今、ブームとなっている『けん玉』の魅力について、公益社団法人日本けん玉協会 事務局長の堤早知子さんにお話を伺いました。
●スポーツ選手も『けん玉』を愛用している
堤 「『けん玉』は、“昔ながらの伝統的な遊び”というイメージが強いのではないでしょうか。
でも数年前から、『けん玉』はストリート系の若者たちから”クールなスポーツ”として人気に火がつき、海外でも『KENDAMA』と呼ばれて親しまれています。
また、プロ野球選手や女子サッカーのなでしこジャパンの選手など、一流アスリートが『けん玉』をトレーニングに取り入れていることがテレビの情報番組で取り上げられ、多くの人から関心を集めるようになりました。
さらには、学習塾で授業の合間に子どもたちに『けん玉』をさせたところ、勉強の集中力アップにもよい効果をもたらした、ということがやはりテレビで紹介され、多くの親御さんたちの興味を引いたようです。
このような教育的な効果も期待され、『生活科』や『総合的な学習の時間』の授業、そしてクラブ活動などで『けん玉』を取り入れる小学校もあります」
●『けん玉』の技は、数万種類もある!?
堤 「『けん玉』は、技の種類が数万種にも及ぶといわれる、とても奥深い遊びでありスポーツです。想像力をふくらませて、自分ならではの技を編み出すこともできます。
日本けん玉協会では、お子さん向けのけん玉教室のイベントを行なっていますが、お子さんだけではなく、一緒に参加された親御さんも夢中になって技にチャレンジされています。
段位認定を行なっているのですが、大人を追い抜いて五段を取得した小学生の子もいるんですよ」
●『けん玉』で集中力が上がる!
堤 「『けん玉』で遊ぶことは、様々なメリットがあります。親御さんに知っていただきたい、主なメリットをご紹介します。
・集中力、バランス力が養われる
『けん玉』の技は、玉や穴、けん先(とがったところ)、皿(玉をのせるくぼんだところ)の位置をよく見て集中して行わなければ成功しません。
そして、皿に玉を乗せるためには体がブレないよう軸を安定させて、皿が傾かないようにバランスをとる必要があります。
・体を適度に動かせる
『けん玉』は、意外と体を使う遊びです。玉を上げるとき、玉を皿に乗せるときにひざを曲げ、軽いスクワットのような動きをします。10分ほど続けていると、軽く汗ばんでくるほどです。
そして、体力に関係なく、お年寄りから子どもまで一緒に楽しめることも、『けん玉』の大きな魅力だと思います」
おばあちゃん、おじいちゃん、お父さん、お母さんにとっては、『けん玉』は懐かしい遊びですね。子どもと一緒に遊べば、家族でわいわい盛り上がりそうです。
次回は、子どもに伝えたい『けん玉』の遊び方についてお話を伺います。
プロフィール
けん玉の伝承・普及を目的として、1975年に創立。
日本けん玉協会杯、全日本少年少女けん玉道選手権大会などの競技大会やイベントを主催。
全国の日本けん玉協会の支部において各種の大会、級・段位認定会を開催している。
『公益社団法人 日本けん玉協会』
『認定けん玉SHOP』