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週末・その他
年長 2015年1月21日の記事
子どもに伝えたい! 『けん玉』の楽しい遊び方[1/21]
《けん玉で遊ぼう! ・後編》皿に玉を乗せるだけではなく、『けん玉積み木』などの楽しい遊び方がたくさんあります。
前回は、『けん玉』で遊ぶことのメリットについてご紹介しました。
今回は、子どもに伝えたい『けん玉』の技を決めるコツや楽しい遊び方について、公益社団法人 日本けん玉協会 事務局長の堤早知子さんにお話を伺います。
●子どもに最初に伝える『けん玉』のお約束
堤 「まず、お子さんが安全に『けん玉』で遊べるように、必ず下記の注意点を伝えてください。
〈けん玉で遊ぶときのお約束〉
・投げたり振り回したりしないこと
・友達にけん先(尖った部分)を向けないこと
・室内で遊ぶときは家具、家電などが近くにない場所を選ぶこと
お子さん用のけん玉を購入される場合、幼稚園~小学校低学年なら小さな手でも持ちやすいジュニア用のけん玉を使うことをおすすめします。 ※日本けん玉協会では、小さいお子さん向けの玉が軽くてひと回り小さい『TKジュニアけん玉』を販売しています」
●玉をポンポン上げる練習からスタート
堤 「お子さんに『けん玉』の上手なやり方を教えてあげたいという親御さんもいるのではないでしょうか。
幼稚園や小学校低学年の小さなお子さんの場合、いきなり『けん玉』の皿に玉を乗せる技は難易度が高いので、手の平で玉を受ける練習からはじめてみてください。
手のひらに玉をのせ、軽くポンポンと上げるだけです。
簡単な動きですが、子どもたちにやってもらうと、意外とできないことが多いんですよ。
できるようになったら、『けん玉』の大皿(玉をのせる一番大きなくぼみの部分)に玉をのせ、ポンポンと上げて受ける『大皿ジャンプ』の練習をします。
皿に玉を乗せる感覚がつかめるようになったら、糸を垂らして玉を引き上げ、皿に玉を乗せる技にチャレンジしてみてください。
ポイントは4つです。
1.両足を肩幅よりもやや広く開いて、利き手側の足を少し前に踏み出す。ひざは軽く曲げ、体重をつま先にかける。
2.糸を垂らしたら玉の動きをしっかり止めて、玉をよく見る。余計な力を抜き、呼吸を整える。
3.手だけを使うのではなく、ひざを伸ばして玉を上げる。
4.玉を皿に乗せるとき、ひざを曲げる。
体を安定させ、ひざを使うことでどんどん上達するはずです」
●想像力や集中力が養われる! けん玉つみ木
堤「想像力や集中力が必要な、『けん玉つみ木』で遊ぶのもおすすめです。
例えば…
●玉を床に置き(穴を下にして)、玉の上に中皿を乗せる(下写真参照)。
●玉を床に置き、けん軸を斜めにした状態で玉の上に大皿を乗せる(下写真参照)。
下の写真は、『けん玉』をタワーのように積み上げていく『つみ木灯台』です。けん先に玉をさした『けん玉』を1本床に立て、崩れないようにもう1本の『けん玉』を積み上げていきます。
『けん玉』のイベントで子どもたちに『けん玉積み木』を紹介すると、とても集中して遊んでいます。
大人でも思いつかないような、立体的な造形の『けん玉積み木』を完成させることがあり、子どもたちの発想力にびっくりさせられることもあるんですよ。
『けん玉』遊びの楽しさを、ぜひお子さんに体験させてあげてください」
けん玉には玉を皿に乗せる以外にも、いろいろな遊び方があるのですね。子どもの想像力が広がりそうです。堤さん、ありがとうございました。
プロフィール
けん玉の伝承・普及を目的として、1975年に創立。
日本けん玉協会杯、全日本少年少女けん玉道選手権大会などの競技大会やイベントを主催。
全国の日本けん玉協会の支部において各種の大会、級・段位認定会を開催している。
『公益社団法人 日本けん玉協会』
『認定けん玉SHOP』