藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい周りの記事を執筆するライターとして独立。
雑誌、webなどメディアで活躍中。『All About』家事・掃除・子育てガイド。
12歳、8歳、4歳の3人の女の子のママでもある。
著書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『「ゆる家事」のすすめ いつもの家事がどんどんラクになる!』(高橋書店)。
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週末・その他
年長 2017年1月31日の記事
花粉に反応して鼻水がグズグズ、目のかゆみでムズムズ……。大人だけではなく、お子さんが花粉症に悩まされているご家庭もあるのではないでしょうか?
花粉をブロックする住まいの環境作りのポイントを住宅ライターの藤原千秋さんに教えていただきました。
●「花粉症かも」と自己判断しないで
藤原 「外出時にはマスクやメガネなどをつけて花粉をブロックしているけれど、帰宅後に鼻水が出たり、目のかゆみが出たりして花粉のアレルギー症状がひどくなる……という人もいるのではないでしょうか? お子さんが花粉症だと、親として心配になってしまいますよね。
花粉は、窓や玄関から室内に入ってくるだけではありません。外出時に体や衣類に付いたり、外干しした洗濯物などに付着したりして室内に持ち込んでしまうこともあります。
そのため、室内に入ってしまった花粉を取り除くこと、そして、花粉の侵入を防ぐ対策が必要です。
実際、わが家では私と長女がスギ花粉のアレルギーを持っているので、花粉飛散のピーク時は、花粉を除く掃除や洗濯を実践しています。そのおかげか、花粉症のひどい症状に悩まされなくなりました。
花粉が多く飛散するシーズンに鼻水や目のかゆみなどの症状が出ると、『きっと花粉症だろう』と自己判断してしまう人がいるかもしれません。
室内でアレルギー症状が出る場合は、花粉だけではなく、ハウスダストやカビなどに反応している可能性もあります。
アレルギーの原因物質をきちんと特定したうえで対策を立てることが大切です。症状が気になったら医師に相談をしてアレルギー検査を受けてください」
●花粉を巻き上げる“はき掃除”は避けて
藤原 「掃除は、“上から下に”が基本といわれていますね。高いところのほこりをはたきで落としてから、ほうきや掃除機で床を掃除します。
しかし、花粉シーズンにこの手順で掃除をすると、ほこりと一緒に花粉を巻き上げてしまいます。はたきやほうき使った掃除はできるだけ避け、ふき掃除を中心にするのが花粉を除くのに効果的です。
室内の空気中に漂っている花粉は、人が動かない数時間(就寝中、外出中など)で床に降り積もるといわれています。
そのため、起床後、帰宅後のタイミングを狙って床を水ぶきをするのがおすすめです。掃除機をかける場合は、ふき掃除をした後にします。
ふき掃除といっても、ぞうきんがけを部屋中くまなくするのは大変ですよね。
フロリーングワイパーにウエットタイプのシートをつけ、寝室、リビング、廊下、階段をふいていきましょう。家族が起床して動き出し、花粉を巻き上げる前に掃除を済ませられるといいですね。
テレビ周り、AVボードの上などのほこりは、はたきで巻き上げないように、使い捨てタイプのドライの掃除シートなどを活用してふき取りましょう。
また、換気をする場合は、花粉の飛散量が少なくなる早朝や就寝前のタイミングがおすすめです」
花粉シーズンは、掃除のやり方やタイミングを見直したほうがいいのですね。
次回は、花粉を室内に持ち込まないための洗濯のポイントを教えていただきます。
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大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい周りの記事を執筆するライターとして独立。
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12歳、8歳、4歳の3人の女の子のママでもある。
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