藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい周りの記事を執筆するライターとして独立。
雑誌、webなどメディアで活躍中。『All About』家事・掃除・子育てガイド。
12歳、8歳、4歳の3人の女の子のママでもある。
著書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)、『「ゆる家事」のすすめ いつもの家事がどんどんラクになる!』(高橋書店)。
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週末・その他
年長 2017年2月1日の記事
前回は、花粉を取り除く掃除のポイントを教えていただきました。
それでは、花粉が室内に入らないようにするためには、どうすればいいのでしょうか?住宅ライターの藤原千秋さんに教えていただきました。
●濡れた洗濯物に付いてしまった花粉はやっかい!?
藤原 「気持ちよく晴れた日は、花粉シーズンでも洗濯物を外に干したくなりますよね。でも、花粉は外干しした洗濯物に多く付着し、室内に持ち込まれます。
洗濯物の濡れた繊維に花粉が付着した後、乾いて繊維が縮まるため、たたいても花粉が落ちにくくなるのです。ですので、花粉飛散が多い時期は、部屋干しすることをおすすめします。
また、洗濯時に柔軟剤を使うと静電気の発生が抑えられて、ほこりや花粉が衣類につきにくくなるので活用してもいいですね。
洗濯乾燥機、除湿乾燥機、布団乾燥機などの家電の力を借りる方法もあります。電気代が気になるところですが、つらい花粉症の症状に悩まされるよりも家族で快適に過ごしたいですよね」
●寝具に花粉が付かないようにする
藤原 「就寝中に鼻水が出たり、目がかゆくなったりして花粉症の症状がひどくなるという人もいらっしゃるでしょう。花粉飛散のハイシーズンは、布団の外干しも避けてください。
わが家では、長女がスギ花粉の花粉症なので、快適に眠れる寝室環境作りを心がけています。
パジャマ、シーツ、枕カバーなどの寝具は、花粉がつかないように外干しをせず、洗濯乾燥機を使って清潔に保つようにしています。さらに、布団は、布団専用の掃除機で枕周り、布団の腰から上の辺りを念入りにかけるようにしています」
●ジャケットは玄関先にかけておく
藤原 「そして、外出時にも花粉は体や衣類などに付着し、帰宅時に室内に持ちこまれます。そのため、まずは玄関に入る前にジャケットに付いた花粉を外で払い落とすようにしましょう。洋服ブラシを玄関の近くに置いておいてもいいですね。
ジャケットはリビングや寝室に持ち込まないよう、玄関近くにかけておくスペースを設けるのがおすすめです。そして、手洗いや洗顔をしたり、シャワーを浴びたりして体についた花粉を落としましょう。
また、室内の湿度を上げると、空気中の花粉が床に落ちやすくなるといわれます。とはいえ、窓や布団が結露してカビ、ダニが発生しやすくなるため、過剰に加湿をしないように気をつけてくださいね」
・住まいの結露対策についての記事はこちら
藤原さん、ありがとうございました。
就寝中に花粉症の症状が出るとつらいもの。特に寝室には花粉が入らないように気をつけたいですね。
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藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい周りの記事を執筆するライターとして独立。
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12歳、8歳、4歳の3人の女の子のママでもある。
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