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生活・しつけ
小学1年生 2013年12月13日の記事
人気の「手帳術」が実践できるファイル式手帳
《来年からは手帳でスケジュール管理 2 》 時間管理だけじゃない! 日々を充実させる手帳術
前回は、手帳入門編として、既成の家族手帳をご紹介しました。
今回は、主婦の目線で、自分にぴったりフィットするマイ手帳を作り、主婦の手帳ブームを作り上げた浅倉さんオリジナルの「手帳術」をご紹介します。
●スケジュール化しづらい主婦の仕事を見える形に
「宿題をやらせたり新しい持ち物を用意したりと、小学生ママはかなり忙しい! だからこそ『主婦のための手帳術』が、今注目されています」と、ママたちに手帳でのスケジュール管理を提案するのは、料理研究家のあな吉さんこと浅倉ユキさん。
「あな吉手帳術」で主婦の間に手帳ブームを起こした手帳術研究家でもあります。
もともとぐうたらだったという浅倉さん。結婚して2人の子どもが生まれ、料理研究家として活動を始めましたが、週1回の料理教室を行なうだけで、かなり余裕のない生活に。
週に1回とはいえ、企画からレシピ考案、告知、材料から器の準備と、やることはどっさり。その間に子育てや家事が入り込んでくるという状態だったからです。
当時はカレンダーで時間管理をしていた浅倉さん。
「予定は週1回の料理教室だけで、あとは空欄なのに、なぜこんなに忙しいの?」と疑問を持ち始めました。
そんなときに出会ったのが手帳術。
ビジネス手帳にしっくりこない日々を通して気づいたのが「主婦の仕事はつねに『突発的なことの連続』『終わりのないルーティンワーク』『締め切りがない』『効率的な流れが作りにくい』という四重苦と隣り合わせ。スケジュール化することができないものだった」(浅倉さん)ということ。
そこで自分なりに手帳を試行錯誤して作り上げたのが、あな吉手帳。
スケジュール化しづらい主婦の仕事を「見える」形にしたものです。
今では、料理や手帳術の講座を全国各地で開催し、著書も多数。それでも家族との時間、自分のための時間も大切にしているというからびっくり!
そんな大変身のきっかけになった浅倉さんの手帳術の概要をご紹介します。
●やりたいことはすべてふせんに。必要な情報もすべて手帳に綴じ込む
<必要なもの>
・A5 サイズのリング式ファイル(パンチも)
・ふせん
・月間と週間スケジュール
・消せるボールペン
材料のほとんどは、手軽に揃えられるものばかりですが、一つひとつそろえるのが大変という人には、浅倉さんがプロデュースした「あな吉ダイアリー」も発売されています。
<使い方>
1. やるべきこと、やりたいこと、どんなささいなことでもすべてふせんに書いて、手帳のふせん専用シート「やることシート」(下の写真のグレーの折り畳みプラスチックシート)にはる。
↓
2. 主婦の仕事は、1日単位よりも1週間単位で動くのが現実的ということから、予定はすべて月間ページに書いてから、週間ページに書き写す。週間ページを左側に、ふせんを貼った「やることシート」を右側になるようにセットしておく。
↓
3. 週間ページのスケジュールをチェックし、ふせんに書いたことを実行しやすいタイミングを見つけて、そこに予定を書いてあるふせんを「やることシート」から貼り移す。あとは実行するのみ。
どんな小さなことでもふせんに書き出し、週間スケジュールに移して実行。
ふせんは折りたたみのシートとマスキングテープなどを使って、ジャンルや緊急度別などに分類しておくと便利。
●「あな吉ダイアリー2014」
カバーあり本体 4,900円+税、カバー無し本体 3,800円+税/ナカバヤシ
やることをふせんにメモしてはることで、忘れてしまう心配やストレスから解放されるし、今すぐできる用事を見つけ出せるなど、メリットがたくさん。
予定が変わったら別の日にはり直せばいいので、流動的なスケジュールにも対応できます。
実行できたふせんはメモから取り外せばOK。これが達成感を生み出すのだとか。
●ファイリングで、必要な情報をすべて手帳に集められるように
さらに、学校からのお便りや連絡網リスト、家計簿、子どもの成長記録、気になる新聞の切り抜きメモなど、情報をすべて手帳にまとめておくのもポイント。
穴開けパンチは、プリントなどに穴を開けてファイリングするためのものです。
情報を持ち歩くことで、たまたま通りかかったお店で「学校で新しくそろえるものが『お便り』に書いてあったっけ」と思い出したときも、手帳から取り出せばすぐに買いそろえられます。大切なプリントを紛失することもありません。
手帳がA5サイズと大きいのも、A4サイズが多い書類を折り畳んでしまえるから。
また、「手帳を使わなくなる理由として、『なくしてしまった』『飽きてしまった』ということが多いようです。A5サイズなら実用度は高いし、見つからなくなる心配はありません」(浅倉さん)というメリットも。
手帳使いを習慣化するポイントをお聞きしたところ、「飽きてしまわないようにマスキングテープやシールなどを駆使して、楽しくデコレーションするのがおすすめです!」とアドバイスしてくださいました。
学校のプリントや雑誌の切り抜き、必要な文具などもバインダーにファイルして、1冊にまとめられる。
●「あな吉ダイアリー2014」(ナカバヤシ)
長年試行錯誤してできた浅倉さんの手帳術には、このほかにも工夫やメリットがたくさんあって書ききれないほど。
もっと知りたい人は、全国で開催されている浅倉さんご自身やあな吉手帳術の認定講師による講座に参加するという方法も。
また、これをヒントに、自分なりに工夫を加えて、よりぴったりフィットするマイ手帳を作ってもいいでしょう。
子どもにとっても、ママにとっても、来年からはこれまでと違った新生活の始まりの年。毎日をより充実させるためにも、ぜひ手帳術を上手に取り入れてみてください。
【取材協力】
ナカバヤシ株式会社
http://www.nakabayashi.co.jp/
プロフィール
料理研究家・手帳研究家
動物性食品や砂糖、だし、酒をいっさい使わないベジタブル料理教室「another~kitchen」を主宰。
3児の母。料理関係の著書多数。
手帳関係では『人生が輝く主婦のための手帳術』(ディスカバー・トゥエンティワン)などの著書がある。
ホームページ「あな吉手帳」