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年長 2012年10月10日の記事

物語がしっかりした名作を選びましょう

【読書力を身につけるコツ2】小1はだんだん一人読みに移行していく大切なとき……子どもにどんな本を選べばいいの?

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子どもの成長とともに、本の読み方・選び方はどう変化していくのでしょうか? 
国語専科教室吉田真澄先生にお話をうかがいました。

 
吉田 「子どもが物語を楽しめるようになるのは、だいたい2歳から3歳です。 
それまでは『いない、いない、ばぁ』といった言葉の絵本や色などに反応しているだけだったのが、単純なストーリーを理解できるようになります。

 
そして、4歳から6歳は、家族や友人などと他者との関わりに感心をもてるようになる時期。複雑な物語も理解できるようになります。

 
この時期になれば、たいていの絵本は読めると考えていいでしょう。 
ぜひ、テレビやゲームにどっぷり浸かる前に、本の楽しさを教えてあげて欲しいですね」

 
 
たくさん本の読み聞かせをしてもらった子どもは、小学校低学年で一人読みができるようになり、すぐに書けるようにもなると、吉田先生はおっしゃいます。

 
逆にこの時期の読み聞かせ体験が少ないと、読んだり書いたりできるようになるまでに時間がかかることが多いそうです。

 
吉田 「小学1~2年生は、一人読みに移行していく大切な時期。しっかり読書の基礎体力をつけてください。

 
刺激的な内容や安っぽいくすぐりだけで子どもの気をひこうとする絵本ではダメです。 
そういう本に触れてしまうと、質が高くて内容の濃い物語を読みこなす力がシャットアウトされてしまいます。 
このころから、それを考えながら絵本を手渡すことが大事です。絵本の命はなんといっても物語。物語がしっかりしているものを選んでください。

 
新しい本にすぐ飛びつくのではなく、長い年月の中でゆっくり評価され、何世代もの子どもたちに読み継がれてきた本を、ぜひ選んでもらいたいと思います」

 
 
【吉田先生の本選びのポイント】 
●小手先で子どもの気をひこうとしている絵本はダメ 
●物語がしっかりしているものを選ぶ 
●何世代も子どもたちが読み継いできた名作を選ぶ

 
 
吉田先生、ありがとうございました! 
次回は、吉田先生におすすめの翻訳絵本をご紹介いただきます。どうぞお楽しみに!
 

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