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週末・その他
年長 2012年8月22日の記事
子どもが本好きに育つきっかけになる遊び場とは
「最新版 一生、読書好きになる本の選び方」の編集部オススメ、物語の世界を体感できる童話村や絵本美術館をご紹介します。
こんにちは。「ママノート」編集部です。
今日は、「最新版 一生、読書好きになる本の選び方」編集部の鈴木伊織さんに、本の魅力、そして子どもが本好きに育つオススメの方法を伺いました。
鈴木 「本には学力だけでははかれない、やさしさや思いやりなどの情緒を育み、知恵を養う力があります。
たった一冊の「本」との出会いが、子どもの未来を変えることもあります。
そこで、夏休みや週末、多くの本に触れられる場所に親子で行ってみてはいかがでしょうか?
オススメは、児童文学の作家にちなんだ記念館や童話村です。
たくさんの本に触れられるだけでなく、ファンタジックな童話の世界で遊び、物語の背景や、作家について楽しく学ぶことは、子どもが本好きに育つきっかけになるでしょう。
『最新版 一生、読書好きになる本の選び方』でもご紹介している
童話村や絵本美術館など親子で一日遊んで学べるオススメ施設をご紹介します。
作家の本を親子で一緒に読んでから行くと、更に楽しめると思いますよ」
【宮沢賢治童話村】(岩手県)
風の又三郎や山猫が今にも飛び出してきそうなイーハトーブの世界を体験できる宮沢賢治童話村。
メインは「ファンタジックホール」、「宇宙」、「天空」、「大地」、「水」の5つのテーマゾーンで賢治ワールドを表現した「賢治の学校」です。
「大地の部屋」では、巨大な虫たちが出迎えてくれます、アリの視線で生き物たちの世界を体験できます。
巨大な万華鏡でできた「宇宙の部屋」では、光きらめく幻想的な世界を楽しめます。
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【星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ】(神奈川県)
世界各国で読み継がれる名作『星の王子さま』と作家サン=テグジュペリをテーマにしたミュージアム。
展示ホールでは、作家の生涯を9つの時期に分けて紹介しています。
たとえば、『星の王子さま』を執筆したニューヨーク亡命時代の展示では、当時住んでいたアパートの部屋を再現。そこに『星の王子さま』の原画や手書きの原稿(複製)などが並べられ、作家本人の肉声も聞けるようになっています。
また、このミュージアムの魅力は展示内容だけではありません。
作家の生活していた1900年代初頭の南フランスをイメージした建物や美しい庭園も見ものです。
子どもにとって異文化に触れる貴重な体験になるでしょう。
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その他、こちらもオススメ!
【新美南吉記念館】(愛知県)
『ごんぎつね』の作者で、2013年に生誕100年を迎える新美南吉を紹介する文学館。
※生誕100年に向けた展示リニューアルのため、2012年12月は臨時休館。
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【いわむらかずお絵本の丘美術館】(栃木県)
「14ひき」シリーズで知られる絵本作家が館長を勤める絵本美術館。
周辺に広がる里山で自然観察会や農業体験などのイベントも豊富。
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【安曇野ちひろ美術館】(長野県)
いわさきちひろの代表作や絵本の原画のほか、世界の絵本画家の作品を展示。
周囲に広がる安曇野ちひろ公園で、芝生に寝転んだり、川辺を散策したりできるのも魅力。
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【射水市大島絵本館】(富山県)
約1万冊の絵本を所蔵するライブラリーや原画展を行うギャラリーがあるほか、親子で一緒に楽しめる絵本創作教室や、ワークショップなどイベントが多彩。
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【かごしまメルヘン館】(鹿児島県)
ミニアスレチックやトリックアートなど、遊びながら童話や絵本の世界を体感できます。絵本でぐるりと囲まれた塔など、楽しく本の世界に触れられる仕掛けが豊富。
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「最新版 一生、読書好きになる本の選び方」(学研パブリッシング)では
今回ご紹介した以外の童話村や絵本美術館を掲載しています。
その他に編集部選りすぐりの420冊も紹介しています。