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レシピ
2012年6月30日の記事
旬の食材で子どもごはん【あじ】
旬の「あじ」は初心者でもさばきやすい魚です。子どもも食べやすい、あじのおかずを作ってみましょう!
親子の料理教室や講演などで、食育の大切さを伝えている
栄養士の森野恵子先生。
今回は、旬の「あじ」を使った、簡単和風おかず、
『あじの幽庵(ゆうあん)焼き風』のレシピをご紹介いただきました。
レモン汁の漬けダレで、さっぱり食べやすい!
「あじの幽庵(ゆうあん)焼き風」
【材料】(4人分)
あじ…4尾
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/3本(50g)
ピーマン…2個
サラダ油…小さじ2
A しょうゆ…大さじ4
みりん、酒…各大さじ2
レモン汁…小さじ2
レモンスライス…4枚
B しょうゆ…大さじ1強
みりん、酒…各小さじ2
(1人分 176kcal)
【作り方】
1 あじは、ぜいご(尾の近く、両側にあるトゲトゲのうろこ)を取って頭を落とす。
腹ワタを取り除き、水でよく洗ってから三枚におろし
(小骨が気になる場合は骨抜きで抜く)、皮を頭のほうからはぐ。
2 1 のあじの切り身を3等分のそぎ切りにし、
Aを合わせた漬けダレに漬けて5分ほど冷蔵室でおく。
3 玉ねぎは薄切り、にんじんは薄い拍子木切り、
ピーマンはヘタと種を取ってせん切りにし、
Bを合わせた漬けダレに漬けて5分ほど冷蔵室でおく。
4 フライパンにサラダ油小さじ1をひいて熱し、
3の野菜を漬け汁とともにさっと炒める。
5 別のフライパンにサラダ油小さじ1をひいて熱し、
2のあじを並べ、両面を裏返しながら焼く。
焼き上がりにレモンスライスを加え、つけ汁をかけて煮詰める。
6 器に4、5を盛りつける。
《森野先生の食育POINT》
漬けダレとレモン汁で、くさみをオフ
子どもにも食べやすく!
あじは初心者でも三枚おろしにしやすい魚です。
スーパーなどで購入する際に、店頭でおろしてもらうこともできますが、
家で魚をさばいている様子を子どもに見せるのも、
興味を広げるきっかけになります。
通常の「幽庵焼き」は、ゆずを加えた漬けダレに魚の切り身を漬け込みますが、
今回のレシピでは、ゆずの代わりにレモンを使います。
レモンの効果でさっぱりとして、くさみが抑えられるので、
子どもも食べやすい味です。
野菜もたっぷりとれる「あじの幽庵焼き風」を、ぜひ作ってみてください!
《食材MEMO》
あじ
●栄養データ
あじの脂質には、DHA・EPAという、必須脂肪酸が豊富です。
DHAは脳の発育や機能の維持に役立ち、EPAはコレステロールや
中性脂肪の低下に有効。
そのほか、ビタミンA・B・E、カルシウムなども含みます。
●おいしい「あじ」の見分け方
・目が透き通っていて、にごっていない
・身がギュッとしまっている
・腹が裂けていない
●おいしさをキープする冷凍方法
すぐに使わないときは、三枚おろしにして冷凍保存しましょう。
冷凍のプロセスをご紹介します。
1 腹ワタをポリ袋で取り除く
あじは、ぜいごを取って頭を落とす。
腹を切り開き、ポリ袋に手を入れて腹ワタを取り除く。
そのままポリ袋を裏返して袋の口を閉じれば手が汚れず、ニオイもつきにくい。
2 血合いを包丁の先でしっかり取る
腹の内側の骨についた血合い(下の写真をチェック!)を、
流水で洗いながら包丁の先でゴリゴリと取り除き、
水でよく洗う。これをしっかりやっておくと、くさみを感じにくくなる。
3 三枚におろしてラップに包み、冷凍する
三枚におろして水けをしっかりふきとり、1枚ずつラップにぴっちり包んで
冷凍用保存袋に入れて冷凍する。
保存期間の目安は1か月です。
撮影/勝倉崚太