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生活・しつけ
小学1年生 2014年5月15日の記事
★子どもの話をタップリ聞いてあげましょう [5/15]
連休が明け、お子さんはまた元気に学校に通っていますか?
ちょっと張り切り過ぎた疲れが出てきたり、勉強が本格的に始まったりと、この時期はストレスもためやすいようです。
この時期、親の役目として大切なことは
「子どもの話をしっかり聞くこと」と、教育評論家の親野智可等先生はおっしゃいます。
親野 「この時期の子どもにはしゃべりたいことがいっぱいあります。
毎日新しい経験をいっぱいしていますし、友だちもできるし、勉強したことも。
日々、新しい環境で新しい発見の連続です。
しゃべりたいことがあるときに聞いてあげるということがすごく大切です。
それから、ストレスもあります。
友だち関係や、先生にちょっと叱られたとか、授業で分からなかったとか。
発見もあって、ストレスもあるからたくさん話をさせてあげるということは、1つストレスの解消になります。
話を聞くときには “共感的に” 聞くことが大事です。
たとえば、
『○○ちゃんとけんかしちゃった』『先生に怒られた』
というときに
『あんたが××って言ったんじゃないの?』
『ちゃんとしてないから怒られるんでしょ』
と、すぐにお説教口調になってしまう人は正論型しつけ主義です。
すぐにアドバイスをしたがる人です。
こういう親だと、子どもはもう話せなくなってしまいます。
正直に話すと叱られるとなると、子どもはためこむようになります。
ママに何を言っても無駄だと。
そうするとしゃべらないでストレスをためこみ、親への不信感はつのります。
では、どう聞けば良いかというと、
『そうそれは嫌だよね』
『そりゃ頭に来るよね』と共感してあげるのです。
話を聞いていると、『あなたも悪いでしょ』と思うこともあるんだけれど、それは最初に言ってしまわない。押さえるんです。
そうすれば、子どもはたっぷり話せます。
それでストレス解消になります。
たっぷり話させて、たっぷり共感した後だとすっきりしているから
『相手の○○ちゃんはどう思ってるかな?』と聞けば
『実は、私も嫌なこと言っちゃったんだよね』と、自分をふり返る余裕ができます。
このように、どうしても親が言いたいことがあるときは、最後に言うようにしましょう。
最初からそれを言ってしまうと、子どもは不満がいっぱいで、バケツがいっぱいな状態だから入ってこない。
まずは、その心の器を空にしてあげて、それが大事です。
たっぷり話をさせることは、
(1)ストレスの解消と
(2)自分をふり返るためにもなります。
それから、(3)親への信頼感も高まります。
子どもにとって信頼できる大人というのは、自分のことを分かって聞いてくれる人、理解してくれる人です。
だから共感的に話を聞くことは大切なのです。
ついでに(4)表現力も鍛えられますね。
親としては(5)情報がつかめます」
子どもの話を聞くことの大切さ、よく分かりました。
お子さんは、学校の話をよくしてくれますか?
つい忙しくて話しかけづらい空気を出していませんか?
子どもの話の “聞き上手” にぜひなりたいですね。