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生活・しつけ

2013年11月18日の記事

親野智可等 連載コラム 「ママも小学2年生」 第16回

第16回 めざせ! 九九の完全マスター

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●完全バラバラ九九に即答できることが大事
 
一口に九九と言ってもいろいろな段階があり、主なものは次の4つです。
 
 
上がり九九
下がり九九
段ごとのバラバラ九九
完全バラバラ九九
 
二・一・二(にいちがに)、二・ニ・四(ににんがし)から始まって、九・九・八一まで、上がりながら順番に唱えていくのが上がり九九です。
 
その反対に、九・九・八一、九・八・七二から始まって、二・二・四、二・一・二まで下がりながら唱えるのが下がり九九です。
 
「8×6=  8×3=  8×5=  8×8=  」などのように、ある段の九九がバラバラに出てくる問題に答えるのが段ごとのバラバラ九九です。
 
「5×6=  9×8=  3×4=  7×5=  」などのように、すべての九九がバラバラに出てくる問題に答えるのが完全バラバラ九九です。
 
最後の完全バラバラ九九の問題に、瞬時に答えられるようにしておくことが大事です。
これができてはじめて、九九の完全マスターといえるのです。
 
「7×5は、え~と」などといちいち考えているようだと、「285×675」「839÷36」などの複雑な筆算や分数の計算などで苦労することになります。
 
 
●九九カード、六十四ます計算、64問プリント
 
 
段ごとのバラバラ九九や完全バラバラ九九の練習では、九九カードが効果的です。
順番に並んでいた九九カードを、バラバラにするだけですから、すぐに練習できます。
 
完全バラバラ九九では、百ます計算の応用である六十四ます計算も効果的です。
縦軸と横軸に2から9までの数字を順不同で書き、交差する場所に九九の答えを書きます。
 
これは、マスの枠をたくさんコピーしておけば、何度でも問題を作り直して練習できるという長所があります。
 
ただし、縦の軸と横の軸の交差する場所に九九の答えを書くという作業自体が苦手な子もいますので、気をつけてください。
 
そういう子にも取り組みやすいのが、「完全バラバラ九九64問プリント」です。
これは、二・二・四から九・九・八一までの、全部で64問がバラバラに出てくるプリントです。
(一の段と「二・一・二」や「三・一・三」など「一」がつく九九は外してあります)
 
 
●新記録が楽しみになる
 
このプリントをたくさんコピーしておいて毎日練習します。
こういう練習をするときは必ずタイムをはかります。
 
毎日練習していると、確実にタイムが速くなって、新記録の更新ができます。
子どもはこれがとてもうれしいので張り切ってやってくれます。
また、これは親にとってもうれしいことですし、ほめる材料としてもうってつけです。
 
ただし、いくらはやくなっても間違えがあっては意味がありませんので、満点の時だけ新記録を認めるというようにします。
 
親子で競争するのもいいですね。
 
 
●バラバラ九九即答ゲーム、九九なぞなぞ
 
あと2つ、ゲーム的にできるものを紹介します。
 
1つめは、3人以上で行う「バラバラ九九即答ゲーム」です。
 
例えば、お母さんが「さぶろく!」と問題を出して、お父さんと子どもが「18」と答えます。
 
もちろん、はやく答えた方が勝ちです。
 
2つめは、九九なぞなぞです。
 
例えば、「春美さんはごっくごっくとを水を飲みました。何ミリリットル飲んだでしょうか?」「う~んと、『ごっく』だから45で、それが2回だから90ミリリットル」「正解」というようにやります。
 
どちらのゲームも、問題を出す人は九九カードなどを繰りながらやるといいでしょう。
そして、なんといっても一番大事なポイントは、親子で楽しみながらやることです。

 

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