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小学1年生 2017年5月18日の記事

6歳が切り替えのタイミング。学童用のジュニアシートとは?

 ジュニアシート1

 

 

小さい子どもが車に乗るときにチャイルドシートをするのは、もはや常識。でも、いつまでチャイルドシートを使えばよいのか、意外に知らない方も多いようです。就学時期の子どものチャイルドシートの必要性などについて、JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)交通環境部 廣瀬翔さんにうかがいました。

 

身長140cm未満の子には、チャイルドシートが必要

 

赤ちゃんの頃から、ずっと使い続けてきたチャイルドシート。「子どもも大きくなってきたから、そろそろ使うのをやめてもいいかな?」と「やめどき」を考えている人もいるのではないでしょうか。

廣瀬さんによると「チャイルドシートは、道路交通法によって、幼児が自動車に乗車する際に使うことを義務づけられています。道路交通法で言う幼児とは、6歳未満の子どものことなので、法律上は、6歳になればチャイルドシートをしなくても違反にはなりません」とのこと。

 

では、6歳になったから、さっそくチャイルドシートなしでシートベルトを締めていれば安全なのかというと、そうではないようです。

「チャイルドシート無しで車のシートベルトを正しく着用できるのは、身長140cmくらいからです。シートベルトは本来、装着したときに鎖骨・胸骨・骨盤の位置にベルトが来ることで、衝撃をその位置で受け止められるようにできています。子どもの命の安全からも、チャイルドシートの卒業は、年齢ではなく身長で考えてほしいですね」と、廣瀬さん。

 

チャイルドシートをしていないとどうなる?

 

JAFで行った衝突テストの結果を見ると、身長140cm未満の子どもが、チャイルドシートを使わずにシートベルトをしめていると、ベルトが首やお腹に引っかかってしまうため、事故で衝撃を受けたときに肩ベルトが首を圧迫したり、腰ベルトがお腹に食い込んだりして、大きなダメージを受けてしまうのだそうです。せっかくシートベルトをしていても、その効果が発揮できません。場合によっては、体がシートベルトをすり抜けて、外に放り出されてしまう可能性もあるのだとか。こうしたことを防ぐために、チャイルドシートでかさ上げをして、シートベルトが正しい位置を通るように調整してあげる必要があります。

 

「身長140cmというのは、小学校4〜5年生くらいの平均身長にあたります。大人用シートベルトを無理なく使える体格に成長するまでは、必ずチャイルドシートを使うようにしてください」(廣瀬さん)。

 

幼児用が合わなくなったら、ジュニアシートに切り替えて

 

でも、実態を見ていると、就学後はチャイルドシートを使っていない人がほとんどのようです。

「JAFが2013年に小学生(6〜12歳)を乗せて運転する機会のあるユーザーに行ったアンケートによると、小学生を学童用チャイルドシートに座らせている人は21.9%と、全体の2割程度。小学生になった時点でチャイルドシートを使っていなかったという人が75%と、全体の約4分の3にも上るという結果が出ています」(廣瀬さん)

 

6歳、あるいは小学生になるのを機にチャイルドシートを使うのをやめた理由として一番多いのは、「子どもの体格が大きくなったから」なのだそう。

幼児用のチャイルドシートが合わなくなった場合、学童用のチャイルドシート、つまりジュニアシートに買い替える必要があるのですが、法律で義務づけされていないため、「まあ、いいか」となってしまうケースが多いのかもしれません。

 

とはいえ、万が一の場合には、子どもの生命にもかかわること。これまで使っていたチャイルドシートが合わなくなったら、迷わずにジュニアシートに切り替えたいですね。

 

次回は、ジュニアシートの選び方をご紹介します。

 

(取材・執筆:坂本洋子)


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