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小学1年生 2013年5月2日の記事

★うちの子、絵心がないみたいで不安です。

「子どもの絵だし」「個性だから」と思っていたけど、こんなにメチャクチャで放っておいて良いものかと…。

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「息子が描いている絵を見ると、形がメチャメチャです。
子どもの絵だからこれでもいいのかと思っていますが、この先どうなるのか不安です」
 
子どもの描く絵は、自由でどれもすばらしいと思います。
が、ちょっとすばらしすぎると、
「もしかして、今のうちに何とかしたほうが良いのかも……」
と、不安になるママの気持ちが伝わってきます。
 
このママの気持ちを佐藤正寿先生にぶつけてみました。
 
 
佐藤 「子どもの描く『大人には意味がわからない絵』。
『子どもなんだから』と思っていれば何ともありませんが、
親御さんによっては心配な面もあると思います。
 
そのような時には、まず
『これはなあに?』と聞いてみましょう。
 
子どもたちにとっては、それぞれ意味があるはず。
子どもが『う~ん』と考えこんでもいいのです。
説明することで、自分が描いてきたものを見直すきっかけにもなります。
 
ここで大切なのは、
わけがわからない絵を描いているからといって、
親が描かせたい絵を強制してしまわないことです。
たとえば、
『その形は、変よ』
『こういうふうに描くのよ』
と言ってしまっては、せっかくの子どもの意欲をそいでしまいます。
 
また、親が言わなくても、兄姉が下の子どもが描いた絵を笑い、絵を描くのがいやになることもあります。
意欲面を考えれば、どのような絵でも
『よく描いたね』
『すごい、すごい』
といったほめ言葉をシャワーのように与えましょう。
まずは『好きこそ者の上手なれ』。
絵を描くことが好きになれば、描く力も自然に伸びます」
 
 
確かに、せっかくの意欲はそぎたくないですから、
お兄ちゃん、お姉ちゃんは要注意ですね!
 
 
佐藤 「一方、『いつもテレビアニメのキャラクターばかり描く』
ということも子どもにはよくあります。
ほほ笑ましいと思う面もあれば、
『やはり別のものも描いてほしい』
と思うこともあるでしょう。
テレビ番組の影響の大きさはあるものの、それはあくまでも一時的なもの。
長くは続かないでしょう。
 
ただ、本人に別のテーマを与えて描かせてみるのも一つの方法です。
お出かけしたときに
『一番楽しかったことを絵で教えて』
と言ったり、
『お友だちで一番仲良しは?』
と聞いて描かせたりしてみましょう。
具体的にイメージしやすいテーマなら、
子どもものってくるはずです。
 
また、絵を描くための材料を変えることも効果的です。
いつものクレヨンだけでなく、色鉛筆、マーカー、絵の具などを使わせたり、
描く紙のサイズや色を変えたりしてみます。
年に一回、私の学級では窓ガラスに水彩絵の具で描かせます。
ほとんどの子どもはそんな経験はありませんから、大喜びで取り組みます。
校庭から教室を見ると、『楽しい学級』ということも伝わってきます。
消すときにちょっと苦労はしますが、
子どもたちの喜びに比べたらたいしたことはありません」
 
 
そんな体験ができた子は本当にステキですね!
 
 
自分から描いているのは好きな証拠です。
心配する必要はまったくありませんので、
我が家の天才画伯の絵の次回作の仕上がりを楽しみに待ちましょう。

 

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