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生活・しつけ
小学1年生 2013年5月2日の記事
★忙しい父親に、子どもとどんな関わり方をさせるべき
父親が忙しくて時間が限られている場合、子どもとどんな関わり方をするのが望ましいでしょうか?
「父親が忙しく、息子と接する時間が限られてしまいます。
子どもを勉強好きにするためには、父親にどのような関わり方をしてもらったらいいでしょうか」
残業で帰ってくれば子どもは寝ていて、土日も出勤するという忙しいお父さん、きっと多くいることと思います。
それでも、父親にも子育てに参加してほしい、と思ったら、どうしたら良いのでしょうか。
佐藤正寿先生は
「お父さんがお子さんを外に連れ出す」
ことを勧めています。
佐藤 「幼児期の子どもにとって、
お父さんの行動が影響を与えることは言うまでもありません。
この時期、子どもには『大人のモデル』としてのお父さんが必要です。
限られた時間であっても、お父さんが温かく接してくれることは子どもにとっては大きな喜びです。
ただし、関わりと言っても、
『ほら、これで勉強しなさい』
『お母さんの言う通り勉強しなさい』
と命令するだけでは、子どもも疎ましく思うでしょう。
そこで、限られた時間でも、
お父さんが自然や社会の中にお子さんを連れ出すことをお勧めします。
遠出するという意味ではありません。
近くの公園や川の堤防などに散歩するだけで十分です。
自動車ではなく徒歩で行くと、ふだん見えていないいろいろな景色が目につきます。
道ばたに咲く花も、お店の様子もうかがえます。
虫や電車なども見られることでしょう。
そのときに、
『この花は…』『あの電車は…』
『星が見えてきたよ。宇宙にはね…』
というように見たもの、聞いたものについて語り合えばいいのです。
その語り合いによって、子どもは自然のことや社会のことに関心をもちます」
いいですね!
子どもたちも喜ぶでしょうし、忙しいお父さんのリフレッシュにもなりそうですし、一石二鳥です。
佐藤 「実際に、私がある年に担任した女の子には、星好きのお父さんがいました。
理科の星の学習のときには星の話を聞かせるだけではなく、
一緒に星の観察をしたり、星の動きを写真で撮ったりするほどでした。
その子は理科好きになり、大学では物理学を専攻、今は専門を生かした仕事をしています。
お父さんがお子さんのしつけに関わるのは当然のことです。
同時に、知的好奇心を喚起するのもお父さんの大事な役目だと考えます」
佐藤先生、ありがとうございました。
どうしても子どものことはママ主導になってしまいがちです。
それでもお父さんには、
「知的好奇心を喚起する係」として任務を果たしていただきましょう。