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週末・その他
小学1年生 2015年12月28日の記事
★子どもに伝えたい「おせち」の意味[12/28]
おせち料理の呼び名や形から、どんな願いがこめられているのか子どもに楽しく伝えられます。
●「おせち料理」に込められた願いとは?
暦の最初の“節句”であるお正月に食べる「おせち料理」。
普段の食卓には出ない特別な料理なので、お子さんは「なぜお正月に食べるんだろう?」と疑問に思うはず。
おせち料理には、五穀豊穣、不老長寿、子孫繁栄など、さまざまないわれがあります。
年末に「おせち料理」を作っているとき、お正月に家族で食べるときなどにお子さんへ「おせち料理」の意味を伝えてみてはいかがでしょうか? 日本の伝統食に興味を持つきっかけになるはずです。
代表的な「おせち料理」のいわれをお子さんにわかりやすく伝える言い方をご紹介します。
・昆布巻き
「こんぶ、よろこんぶ、よろこぶ……言葉の響きが似ているね。家族みんなが“よろこぶ”いいことがたくさん起こりますように願って食べるんだよ」
・栗きんとん
「きれいな黄金のような色をしているよね。これを財宝(お宝)や昔のお金の小判の色にたとえて、お金がたまって、ゆたかな1年になりますようにという意味があるんだよ」
・紅白かまぼこ
「かまぼこの半円は、日の出みたいな形をしているよね。これはお正月の初日の出を表しているんだよ。赤と白があって紅白でおめでたいね。
・黒豆
「“まめ”には“まじめにコツコツ”という意味があるので、コツコツ働いて家族みんなが健康に暮らせますように、という願いがこもっているんだよ」
・数の子
「数の子はニシンという魚の卵だよ。プチプチ小さい卵がたくさんあるね。かわいい子どもが生まれますように、親から子どもへ命がずっとつながっていきますようにという願いがこめられているよ」
・田作り
「田んぼや畑に小魚をまいて肥料にしたら作物がたくさんできたから、田作りっていうんだよ」
・伊達巻
「昔の絵や書物のくるくると巻いた巻物を表していて、勉強して知識がたくさん増えますようにという願いがこめられているよ」
・えび
「えびは長いヒゲがはえて、背中が丸くなっているよね。ひげをはやして腰が曲がったお年寄りを表していて、そんなお年寄りになるまで長生きできますようにと願って食べるんだよ」
・たたきごぼう
「ごぼうは地面の中の深いところまで根をはるから、安定して暮らせるようにという願いがこもっているよ」
・酢れんこん
「穴があいているから、先を見通せるようにという意味があるよ」
このように、呼び名や形から意味がわかるので、楽しくおせち料理のいわれを覚えられるはずです。ぜひ、お子さんに伝えてみてください。
監修/森野恵子(LaVarie)