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お役立ちシート
小学1年生 2013年8月8日の記事
★灯篭(キャンドルスタンド)の灯りで過ごすエコな夏の夜
お盆は手作りの灯篭(キャンドルスタンド)に灯をともして、ご先祖様をお迎えしましょう。
こんにちは、キッズパーティスタイリストの國谷典子です。
今回は、お盆が近いということで、簡単に作れてきれいな「灯篭(キャンドルスタンド)」を作ってみたいと思います。
●日本のお盆は故人を偲ぶ日です。
日本には大切な行事が沢山あります。
その中でも、特に大切にしなければいけない行事は、お正月とお盆ではないでしょうか?
お盆とは、ご先祖様や生前お世話になった方の霊が、年に一度家に帰ってこられる大切な期間。私達はお盆の間、ご先祖様を家にお迎えし、供養をいたします。
供養の仕方や過ごし方は、地域や家によって違うかもしれませんが、京都ではお寺へお参りしてお精霊(しょうらい)さんと呼ばれるご先祖様の霊を迎えに行きます。
そしてお墓参りをして、帰ってこられたご先祖様のために、お供え物、お水、お光をあげてご先祖様を供養します。
この供養は京都の夏の風物詩「五山の送り火」まで続けます。
お盆のお光はご先祖様の霊が迷わず家に帰ってくるための目印であり、亡くなった方への供養になるのです。
そして五山の送り火は、家で供養したご精霊さんが、ふたたび冥府に戻られるのを見送るための灯りだと言われております。
日本のお盆の考え方、そして過ごし方はかなり独特です。
では、日本以外の国にもお盆はあるのでしょうか?
●中国の清明節
中国には4月に「清明節」と言う祝日があり、この日はご先祖のお墓参りをして、お墓を掃除し、お供え物をするのだそうです。
まるで日本の春のお彼岸とお盆を合わせたような行事ですね。
●ヨーロッパの万聖節と死者の日
ヨーロッパにも似た習慣があります。
カトリック教徒の多い国では11月1日を「万聖節」=すべての聖人と殉教者を祝う日、そして翌日の11月2日を「死者の日」=ご先祖様や故人を偲ぶ日とされています。
しかし、万聖節が祭日なのに対し死者の日は平日のため、万聖節にお墓参りをする人が多いそうです。
しかも、お墓にお供えするのは菊の花!
私が住んでいたベルギーでも、花屋で菊の花の鉢植えを買い求め、お墓にお供えしている人を多く見かけましたよ。
菊は日本特有の花だと思っていたので、この光景にはとても驚きました。
そして夜、人々はキャンドルに火を灯し故人を偲ぶのです。
沢山のキャンドルが供えられた墓地は怖いどころか、とても幻想的でした。
●お盆は電気を消して、灯篭に火をともしましょう
人が故人を想い、火を灯す習慣は万国共通のようですね。
2年前の大震災以来、日本は電力不足が続いております。
ぜひ今年のお盆は照明を消して、手作りの灯篭を灯してみましょう。
ゆらゆらと揺れる柔らかい光を見ると、人の脳はリラックスしますよ。
お盆はぜひ家族で優しい灯りを囲み、故人を偲ぶと同時に 家族と過ごせる事に感謝しましょう。
子どもの手作りの灯篭(キャンドルスタンド)はお盆に帰省した時に、おじいちゃん、おばあちゃんへのお土産にしても喜ばれそうですね。ぜひ今年のお盆休みはエコな灯りで過ごしてみてくださいね。
(※本物のキャンドルの火は危険なので使用しないでください。今回はLEDキャンドルライトを使用しています。100円ショップなどで購入できます)
【手作り灯篭:作り方】
1.DLシートからランタンを切り取ります。
2.カッターナイフ等で模様に切り込みを入れます。(危ないので大人の方がやってください)
3.切り込みは外側に折り曲げます。
4.のりしろにのりをつけ、端を貼り合わせます。
5.はさみを使って、角に切り込みを入れます。
6.角の切り込みは指で押して内側に凹ませてください。
7.底側ののりしろにのりを付けます。ランタンの内側に手を入れ貼り合わせます
8.完成です。中に、LEDキャンドルライトを置きます。
(※キャンドルライトは100円ショップなどで購入できます。本物のろうそくは危険ですので使用しないでください)
※LEDキャンドルライトを灯したところ
灯篭は、置くだけでなく、スタンドに吊るしてもきれいです。
9.スタンドに吊るす時は、上部にパンチで穴を開けてください。
プロフィール
灯篭(キャンドルスタンド)をつくろう!
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