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週末・その他
小学1年生 2014年4月1日の記事
家族で育てれば、野菜がもっと身近に、もっとおいしく!
《ベランダ菜園 1 》 意外と簡単!? 気軽に始めたいベランダ菜園
春爛漫。ぽかぽか陽気の気持ちのいい季節がやってきました。
そこでママノートがおすすめしたいのが、お花ではなく、野菜のベランダ菜園!
ベランダに置くプランターで、かんたんに始められる野菜の栽培。
子どもといっしょに始めれば食育にもなりそうです。
とはいえ、何から始めてどうすればいいの!?
都内のマンション(しかも北向きベランダ!)で野菜づくりをお子さんといっしょに楽しんでいる菜葉ももさんに野菜栽培の楽しさ、続ける極意をうかがいました。
●子どもと楽しめばうれしさも倍増するベランダ菜園
そもそも菜葉さんがベランダ菜園を始めてみようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
菜葉 「以前住んでいたマンションのベランダが広く、日当たりがよかったので、お花を育ててみたいと思ってホームセンターに行ってみたんです。
春だったこともあって、野菜の苗がたくさん売られていてびっくり!
野菜の苗が普通に売られていること自体知らなかったので、衝撃でした。
知識はゼロでしたが、これは育ててみたい!実を収穫してみたい!と思ったのが最初です。すごくワクワクしましたね」
はじめは苗を購入されたんですね。
菜葉 「もう6年前になりますが、最初の年はキュウリ、ナス、スイートコーン、ミニトマト、セロリ、スイカに挑戦しました」
いきなりすごい!
菜葉 「でも、すべて成功するわけじゃないんですよ。
もともと性格がおおざっぱなもので(笑)、枯らしてしまったり、うまく育たないこともあります。
でも、そこでなぜだめだったのかな、どうすればいいのかな、と失敗から学び、少しずつうまく育てられるようになってきました。
最終的な目標は、『野菜を収穫しておいしく料理していただくこと』ですが、育てること自体が好きなんでしょうね。まったく飽きません。
失敗しても、『来年こそは…!』とリベンジを誓います。
そして思うことは、『農家の方はすごい!』ということ。
以前よりも、野菜を大切に食べるようになったような気がします」
菜葉さんはいま、2歳と4歳のお子さんの子育て真っ最中。ベランダ菜園もいっしょに楽しんでらっしゃいますね。
菜葉 「出産前や子どもが赤ちゃんのときは、自分のリフレッシュのために趣味として楽しんでいましたが、いまは子どもといっしょに取り組んでいます。
ベランダなら雨でもお世話できますし、子どもも外の空気を吸いながら、自然に土や葉っぱに親しめていますね。
何よりも、自分で収穫した野菜と、購入した野菜は全然違うようで、自分で採った野菜は『もっと食べたい!もうないの?』とテンションも高め(笑)。
とてもいい食育になっているなと感じています」
お子さんも、ごく自然に野菜好きになっているんですね!
菜葉 「朝起きて、カーテンを開けて『お母さん、見て!お花が咲いてる!』
『黄色いミニトマト、そろそろ収穫できそう!』と教えてくれることもあります。
お水をあげるのも、収穫も、収穫したての野菜を洗って食べるのも、家族といっしょだとうれしさも倍増。とても楽しいです。
新鮮なナスやキュウリにはトゲトゲがあることも、身をもって知る。
小さいながらも家庭菜園をしているからこそ、教えてあげられることはたくさんあります」
●無理せず、できる範囲で楽しむのが続けるコツ!
俄然興味がわいてきますが、野菜栽培というとどうしても虫のイメージが…。
菜葉 「実はわたしも虫は苦手なんですよ…。芋虫に驚いて、何度ベランダで叫んだことか(笑)。
無農薬栽培をしていますが、単純に知識がないのでそうなっただけなんです。
虫に関しては、お世話する前によーく観察して、うっかり触ったりしないようにしているうちに慣れてきました。
あとは、子どもと接するときに手を洗うことができないので、手袋をしてお世話するようになりましたが、それも虫を直接触ることがなくなったので、一石二鳥でしたよ!」
手袋越しならなんとかなりそう!
そして、かかるお金のことも気になります。
菜葉 「土に水、プランターやグッズ、苗・種のことなど考えると、スーパーで野菜を買ったほうが当然安いです。
だけど、もらった箱やトレーで栽培したり、100円ショップをうまく利用したりすることで、なるべくお安く楽しむ方法はあると思います。
あまりお金をかけたくないな、という方でも無理せず、できる範囲で楽しむ方法はたくさんありますよ。
カイワレダイコンや緑豆の切り落とした根っこを再利用して、水栽培するのは基本中の基本!
ダイコンやニンジンの上部を厚くカットしてお水を張った皿につけておけば、葉っぱがでてきてちょっとした彩りやお味噌汁の具にもなります。
買ってきた野菜から種をとって、そこから育てるのも楽しいと思います」
なるほど、ヒントをたくさんいただきました。
次回は、初めてベランダ菜園に挑戦する方へのアドバイスをいただきます!
プロフィール
都内マンション(北向きベランダ)でふたりの子どもを育てながら、ベランダ菜園を楽しむ主婦。
ベランダ菜園歴は7年です。
ブログ「はじめての家庭菜園~ベランダで無農薬野菜を育てよう!~」でその様子を綴っています。