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生活・しつけ

小学1年生 2015年4月22日の記事

子どもの反抗にイライラ……どうすればいい?[4/22]

《ゆるママ子育て・前編》心配しなくても大丈夫! 親に対する子どもの反抗的な態度は、成長の表れです。

mother and daughter holding mug in hand

小学校に入学後、お子さんに対して「小学生になったのだから、がんばって欲しい」という期待感が強くなっているママも多いのではないでしょうか? でも、子どものためを思って叱ってもなかなか思うように子どもが動いてくれず、疲れてしまうことも……。

 

子どもとの向き合い方について、NPO法人子育て学協会会長 山本直美さんにお話を伺いました。

 

 

●入学後、子どもは反抗的になりやすい?

 

山本 「お子さんが小学校に入学してしばらくは、学校の準備や宿題など、習慣づけたいことがたくさんあって、お母さんは焦ってしまうことがあるかもしれませんね。

 

でも、『宿題はやったの?』『明日の準備はしたの?』などと直接的に促しても、なかなか身につかないものです。

 

まず、入学後のお子さんの心境を考えてみましょう。

お子さんは、卒園して遊び慣れた友だちと別れ、新しい環境に不安を感じています。一方で、『小学生になったから、もう自分で何でもできる』と思い込み、気が大きくなっている部分もあります。

 

ですので、親から直接的に注意されると、子どもは『わかってる!』『今やろうと思ってた!』などと反抗的な態度をとってしまうのです。

 

そうすると、親は怒りがこみ上げて余計に叱ってしまいがちです。実は、この子どもの反抗的な態度も成長の一部。親から離れて自立しようとしているということです」

 

 

●子どもとゆっくり対話する時間を作る

 

山本 「例えば、朝の学校の準備が遅くて、いつも遅刻ギリギリになってしまうとします。

 

その場で『早くしなさい!』と言っても、子どもは変に意地を張って、なかなか動いてくれないことがあります。好きなテレビを見ているときなら、『何で?』と返してくるかもしれませんね。

 

それは、遅刻するのがなぜいけないのか、子ども自身が理解していないからです。

 

そこで、夕食後などの落ち着いて話せるときに、お子さんと対話する時間を作ってください。そして、このように伝えます。

 

『ママね、一緒に考えたいことがあるの、朝の準備の事なんだけど。パパは毎日、次の日に着る洋服を準備してから寝て、朝はおうちを△時に出ているよね。それは、ちゃんと時間を守るとお仕事もきちんとできるからだよ。○○(子どもの名前)も時間を守ると、学校のお勉強をきちんとすることができるし、先生やお友だちも○○といっしょに朝礼や授業ができてうれしいんだよ。○○(子どもの名前)はどう思う?』

 

さらに、遅刻しないための方法を子どもに考えさせるようにします。

『どうやったらできると思う?』『何時に起きたら間に合うかな?』『朝スッキリ起きるためには、何時に寝る?』などと、問いかけてください。

 

この対話は、1回きりではなく、何回も繰り返してください。

子どもなりに『遅刻しないようにしなければいけない』と理解でき、自発的に動けるようになるはずです」

 

子どもに注意してからすぐ動いてくれることを望んでしまいがちですが、対話をした上で長い目で見守ってあげることが大切なのですね。

次回は、「子どもを叱った後の罪悪感から抜け出す方法」についてお伝えします。

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