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生活・しつけ
小学1年生 2014年3月11日の記事
水や食料だけじゃない! 命を守るための防災グッズ
《地震の備え・後編》 いざというとき助けを呼ぶための笛、ヘルメット、マスクなど避難時に必要な物をチェック!
防災グッズというと、食料や水をストックしておくことに意識が向きがちです。
災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんは、「食料、水などは、あくまでも避難生活を快適に過ごすためのもの。いざというときの “命を守るための防災グッズ” も備えておいてください」とおっしゃいます。
具体的にどのような防災グッズを準備しておけばいいか、教えていただきました!
●ミニライト、笛をバッグの中に入れておく
和田 「普段から外出時に持ち歩きたい防災グッズ、自宅から避難するときのために備えておきたい防災グッズをそれぞれご紹介します。
【バッグに入れて持ち歩く避難グッズ】
□ ミニライト
□ 笛
□ ペットボトルの飲料水(500ml)
□ 栄養補助食品
□ 携帯電話の充電器
□ マスク・ウェットティッシュ(消毒可能なもの)
ミニライトは停電時に暗い夜道を歩くためのもの。
また、大地震で建物から出られなくなったときなどは、助けを呼ぶために大きな声が出せないことがあります。そのため、笛やホイッスルも携帯しておいてください。
水と食料、携帯電話の充電器も持ち歩いておくとより安心です。
【自宅の非常持ち出し袋に入れておく防災グッズ】
□ 飲料水(500mlのペットボトル×家族の人数分)
□ 非常食(菓子類も)
□ 子どもに必要なもの(オムツ、ミルク、哺乳瓶など)
□ ヘルメット
□ マスク・ウェットティッシュ(消毒可能なもの)
□ 救急用品(ばんそうこう、消毒液など)
□ 常備薬
□ 着替え(下着・Tシャツなど)
□ 防寒着、カイロ
□ 雨具、ビニールシート
□ 懐中電灯
□ ロウソク、マッチ、ライター
□ 携帯ラジオ
□ 電池
□ 現金
□ メガネ、コンタクト用品
□ 簡易トイレ
□ 生理用品
乳児がいる家庭は、粉ミルク、哺乳びん、オムツの準備も欠かせません。
安全を確保するためのヘルメット、救急用品のほか、携帯ラジオ、携帯電話の充電器なども忘れずに。
クレジットカードが使えなくなることも考えられるため、小銭や1,000円札も用意して」
●家族で避難場所や安否確認の方法を話し合って
和田 「平日の日中、家族が別々の場所にいる時間帯に大地震が起こるケースも考えられます。
お子さんが学校で被災した場合は、学校の先生の指示に従い、自己判断で自宅に戻らないように伝えてください。
自宅近くの避難場所のほか、お子さんの幼稚園や学校の避難場所、ご主人の職場近くの避難場所がどこなのかも確認しておきましょう。
そして、災害時は電話がつながりにくくなるため、安否確認の方法も考えておきます。
NTT災害用伝言ダイヤル、携帯電話の災害用伝言板、ツイッターなどのSNSを活用する方法もあります。親や親戚の電話番号など、緊急連絡先もメモに書き留めておいてください。
また、日頃から近所の人とコミュニケーションをとっておくことも、防災につながることを知っておいてください。
近所に、いざというとき『○○さんは大丈夫かしら…』と心配してくれる人はいますか?
過去、大地震で被災した人の多くが、近所の人に救助されています。
そのため、地域の人と助け合える関係をつくっておくことも大切です。
防災訓練があれば、ぜひ積極的に参加してください」
何気なく日常生活を送っていると、防災への意識が薄れてしまいがちです。
『3月11日は、防災グッズをチェックする日』、『家具の配置を見直す日』など、定期的に地震への備えを見直していきたいですね。