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生活・しつけ
2012年9月13日の記事
子どものおねしょはどう対応?いびきや寝ぼけは?
≪子どもと眠り3≫おねしょは叱らず見守って。睡眠中の気になる行動は動画を撮って受診を
「小学校に上がったのに、まだときどき失敗しておねしょをする」
「子どもなのに、いびきがすごい」
「寝相が極端に悪い」「夜中に奇声を上げて騒ぐことがある」など、
子どもの眠りについての気がかりは、どうすればいいでしょう。
前回に続いて、小児科医、神山潤先生にお聞きしました。
まず、「おねしょ」は親子ともに気になるものですが、適切な対応とは、どのようなものですか?
神山 「オムツをしていると、おねしょはなかなか治りません。
尿意を意識させるという点では、夜中でも出そうなタイミングを見計らって子どもを起こし、トイレに連れていくのが良いと思います。
そして出てしまう前に自分でトイレに行けたときは、たくさんほめてあげてください。
おねしょをしてしまったときは、叱らないことが大切です。
叱れば本人のプレッシャーになって、さらに繰り返すこともあります。
成長とともに自然に克服していく子どもも少なくないので、できるだけ叱らず、根気よく見守っていきましょう」
「寝相がものすごく悪い」というのは、どうですか?
神山 「寝相については、心配はいりません。
子どもが睡眠中にどんなに動き回っていても、
睡眠を妨げるようなことはないので、安心してください」
それでは「いびき」については、どうでしょう?
神山 「軽いいびきは問題ない場合が多いですが、
大きないびきをかくときは『睡眠時無呼吸症候群』という病気の疑いもあります。
●大きないびきを一晩中かいている
●いびきの途中で呼吸が止まる瞬間がある
●いびきが日に日にひどくなる
●睡眠時間はとれているのに、昼間も強い眠気がある
といったときは、一度、耳鼻科で相談してください。
可能なら、子どもの睡眠中の動画を撮っておき、
それを医師に診せると、より速く正確な診断ができます」
夜中に奇声を上げたり、急に立ち上がる、暴れるといった症状は、
単なる「寝ぼけ」と考えていいのでしょうか?
神山 「小学校1年生ぐらいだと、環境が変わったり、興奮した日の夜など、寝ぼけが増えることもあります。
これも、成長とともに自然に治まっていくことが多いので『たまにある』程度なら、それほど心配はいりません。
●寝ぼけの程度がひどい
●寝ぼける回数が多い、またはだんだん増える
という場合は、子どもの睡眠中の様子を動画に撮って、小児科などで相談してみてください」
その時々の子どものコンディションに、睡眠も影響を受けるのですね。
神経質になりすぎずに、見守りたいと思います。
神山先生、どうもありがとうございました。
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