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学校・まなび
小学1年生 2015年4月1日の記事
★給食から帰りの会まで、学校の1日を大公開![4/1]
《学校生活1日・1年間 第2回》 2週目以降は、給食や午後の授業がスタート
小学校生活を4回にわたってご紹介するコーナー。前回は、1日の学校生活のうち朝の登校から午前の授業までを取り上げました。今回は給食から帰りの会までをご紹介します。
当サイト「きいて 教えて 舟山先生!」でおなじみの現役小学校教諭の舟山由美子先生に監修いただきます。
●給食
[準備・配膳]
給食は2週目から始まる学校が多いようですが、最近はどんどん早くなっている印象があります。
初めての給食の日は、6年生が配膳や運搬を手伝ったり、時間がかかるのを見越して1時間前から準備を始めたりします。また、給食が始まる前日に、空の容器でデモンストレーションをする学校もあります。
1年生が自分たちで配膳をする場合は、当番の子が給食(配膳)室まで、先生といっしょに給食ワゴンを取りに行き、副菜、汁物、ご飯、牛乳などに分担して配膳します。給食当番はマスクして仕事をします。この当番は何度も回って来るので、児童用のマスクは家庭で多めに用意しておくとよいでしょう。
おたまやじゃもじの使い方、どの器にどれくらいよそうのかなど、配膳の仕方なども先生がつききりで指導します。待っている児童は、もちろん黙って静かに座っているのがルールです。
[いただきます!]
配膳や準備に慣れるまでの間、1年生のみ違う献立にしている学校もあります。
以前は、全部食べるまで居残りになった、という記憶があるお母さんもいるのでは? 現在は、配膳のときに自分が食べられる分だけよそってくれるよう頼んだり、箸をつける前に、食べきれない分を減らしに行ってよいなど、無理に食べさせない傾向にあります。食物アレルギーの問題をもつお子さんについては、事前に学校と密接に連絡をとっておきます。
最初は牛乳びんや牛乳パックを開けるのがうまくできず、こぼしてしまう子も。
食べ終わって後片づけをするときも、気が抜けません。配膳の時は慎重にしている子どもたちも、食べ終わると安心してしまって、かえってお皿を割る回数が増えてしまったりするので、先生も大忙しです。
●昼休み
昼休みの時間は15分前後。外遊びや読書など、思い思いに過ごします。ときおり、先生もいっしょになって遊ぶ姿が見られます。
●掃除
昼休みの前に掃除をする学校も多くみられます。
入学当初は掃除も6年生がしてくれますが、その後は自分たちの教室と廊下を中心に、毎日掃除をします。ぞうきんの絞り方、ほうきとちりとりの使い方などは、先生や上級生から教えてもらいます。
●午後の授業
第1週目は、午前までの授業でしたが、2週目以降は、5時間目まで授業がある学校も出てきます。
●帰りの会
最初のうちは、先生がお話をしたり、連絡事項を書いたプリントの配布などが中心ですが、1カ月くらいたつと、子どもたちがその日1日にあったことを振り返って発表し合ったり、翌日に必要なものは、先生が伝えたことを子ども自身で連絡帳に書き留めるようになります。
慣れないうちは、宿題の有無や配付プリントの枚数、明日の持ち物などを書くのに、子どもたちも一生懸命。でも、ときには「ぞうきん」を「ぞうさん」などと書いてしまう子もいたりするので、お母さんたちも連絡帳の解読にひと苦労するかもしれません。
担任の先生によっては、おうちの人が連絡帳を見たというサインをもらうようにしているクラスもあります。
●下校
入学して1カ月が過ぎて、午後の授業が時間通りに始まると、先生や保護者が付き添う集団下校はなくなり、家が同じ方向の子どもたち同士でいっしょに帰るようになります。
週末は上履きや給食エプロン、体操服などを持ち帰り、家で洗濯して週明けに持ち帰るので、荷物がたくさん。金曜の下校と月曜の登校時は、新1年生にはちょっと大変です。
2回にわたってご紹介したように、学校生活は、どの時間を切り取っても初めてづくし。子どもにとっては毎日がわくわくドキドキの連続で楽しい反面、疲れもたまっているに違いありません。
家庭でも、一生懸命頑張っている子どものフォローをしてあげたいですね。次回からは、学校生活の1年間をご紹介します。
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