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生活・しつけ
小学1年生 2014年2月9日の記事
《教育資金・コツ1 》 なぜ教育資金が貯まらないのでしょう?
子どもの教育資金、いくらかかるのか気にはなっているけど、ついつい後回しになっていませんか?
「高校・大学の教育資金なんて、まだまだ先の話。小学校の生活に慣れるのに精いっぱいで、そんなことまで考えている余裕なんてないわ…」
小学校に入学してやっと一段落、教育資金については「まだ先の話」と感じているママさんが多いのではないでしょうか?
そんなママさんたちに、ファイナンシャル・プランナーで「子どもにかけるお金を考える会」メンバーでもある菅原直子さんは、「先の話だと思わないで!」と警鐘を鳴らしています。
菅原 「最近、高校生の保護者向けの教育資金セミナーの依頼が増えています。
子どもが17~18歳頃、高校2~3年生くらいになって、皆さんハタと気付くようです。大学入試や入学後の学費に100万円単位のまとまったお金がいるのに、『うちにはそんなお金がない!』と…。
しかし半年や1年で数百万の資金を貯めることはできませんから、いきなり奨学金や教育ローンの話になってしまいます」
100万円単位ですか…。確かに急に用意するのは難しい額ですね。でも奨学金や教育ローンというのも、まだなかなか想像できませんが…。
菅原 「現在、教育ローンや返済義務のある奨学金などの “借金” を背負って大学学費を負担している家庭は、5割を超えていると言われています。
以前は『奨学金は子どもが就職してから出世払い』という考え方もありましたが、最近はこの就職難で、大学を出たからといってスムーズに就職できるとは限りません。
また仮に就職できても、『安定的で十分な収入』が保障されているわけでもありませんから、以前の考え方が通用しなくなってきています。
今のような社会状況で借金を抱えたまま社会に出ると、子ども自身も、それを支える親も、辛い思いをすることになりかねません」
とても怖い話ですね…。まだ子どもは小学1年生だから、将来の教育資金はまた先になって考えればいいと思っていました…。
菅原 「小学1年生の保護者なら、大学入学までにあと12年あります。
今、積立などをスタートすればちゃんと間に合います。
教育資金準備をまだ始めていない家庭は、先々になって後悔しないためにもすぐに行動を起こしてください」
「大学でこんなにかかると知っていれば…」
「もっと早くから準備していれば…」
菅原直子さんはそんな後悔の念でいっぱいの高校生ママをたくさん見てきたといいます。
小学生のママたちにこそ、大学の教育資金をまだ先の話と思わず、「今の、わが家の問題」と捉えてほしいと強くおっしゃっておられました。
プロフィール
ファイナンシャル・プランナー。
「らいふでざいん菅原おふぃす」代表。
子どもの年齢に応じた教育費対策セミナーや執筆、家計相談業務の他、3児の母としての視点を生かし「子どもにかけるお金を考える会(http://homepage2.nifty.com/moneychild/index.html)」メンバーとして活躍中。
地元湘南ではママ向けの講座「湘南らいふでざいん」を立ち上げ、受講者募集中。