後小路 啓
マイ・エス・スイミング国立 専任コーチ。コーチ歴は約8年。3~12歳までの子どもたちのスイミング指導を行っている。
『マイ・エス・スイミング国立』(http://www.mys-swimming.com/)
東京都国立市富士見台4-30-1 学校法人藤村学園東京女子体育大学内
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学校・まなび
小学1年生 2016年7月11日の記事
小学1年生になると、水泳の授業がスタートしますね。親としては、いざというとき自分の身を守るためにも、水泳が得意になってくれたらうれしいもの。
しかし、子どもが水に対して恐怖感を持っていると、緊張して上手に泳ぐことができません。
子どもの水嫌いを克服するには、どうしたらいいのでしょうか?子どもたちへ泳ぎ方のレッスンを行っている、「マイ・エス・スイミング国立」専任コーチの後小路(うしろしょうじ)啓先生にお話を伺いました。
●水への恐怖感をやわらげてあげる
後小路 「水嫌いを克服させようと、嫌がるのに水をかけたり、潜らせたりしては恐怖感が強くなってしまいます。まずは、“水が怖い”という気持ちを払拭してあげなければなりません。
顔に水をつけるのを怖がるお子さんもいらっしゃるかもしれませんね。それは“水に対して慎重”ということ。不安な気持ちを“楽しい”気持ちに変えてあげれば良いのです。
当スイミングスクールでの水に慣れるためのレッスン内容をご紹介しますね。夏休みに親子でプールへ遊びに行ったときなどに取り入れてみてください」
●水のかけ合いっこで楽しく水遊びする
後小路 「最初に“水遊び”をして、『水に触れるって楽しいんだ』という気持ちを引き出します。
例えば、プールで水のかけ合いっこをして遊びます。
子 どもたちにプールの水をパシャパシャと私にかけてもらって、私がプールに潜って隠れる……。そして、勢いよくバーンと水中から上がってきて、水しぶきが子 どもたちにかかる(笑)。これは、とても盛り上がります。そして子どもにとって『水が顔にかかる=楽しい』につながるんですね」
●潜る練習のファーストステップは、口まででOK
後小路 「顔に水がかかることに慣れてきたら、潜る練習をします。多くの子が目に水がかかるのを嫌がるので、『まずは、口の所まで水の中に入れてみようか』と言います。
そして、『あっ、できるじゃない! すごいね!』と思い切りほめてあげたうえで、『じゃあ、次はお鼻までつけてみようか』と、徐々に目までつけられるように進めていきます。
あくまでも、『大丈夫だよ』と緊張をほぐしてあげながら、子どもをほめて楽しませてあげる感じです。
潜るときは、できれば鼻をつままない方が良いです。『潜ったときに鼻からブクブクを出す(息を吐く)と、鼻が痛くならないんだよ』と伝えてください。
水中に潜れるようになったら、水の中で目を開ける練習をします。
当スクールでの水慣れのためのレッスンでは、ゴーグルを使っていません。最初からゴーグルに頼ってしまうと、無いときに潜れなくなってしまうことが考えられるからです。
もし、なかなか目が開けられなかったら、1回だけお試しでゴーグルを目に当ててあげて、潜ってもいいかもしれません。そして、『見えたでしょ? 楽しいでしょ』と言い、安心感、楽しい気持ちを引き出してあげる方法もあります。
このように楽しんで水に慣れていくことで、お子さんから『潜ってみよう』、『泳いでみよう』と、自発的に思えるようになるはずです」
楽しく、少しずつ水に慣れていくのがポイントなのですね。
次回は、呼吸の仕方、バタ足の練習についてお伝えします。
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