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生活・しつけ

年長 2013年7月9日の記事

☆よいしつけ、よくないしつけの違いとは?

《子どもの気持ちを知ろう4》しつけとは「叱る」ことではありません。しつけとは「教える」ことなのです。

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子育てのいちばんの悩みどころといえば「しつけ」ではないでしょうか。

 

広いスーパーに行けば、テンションが上がって「ワー」っと走り出したくなる。
子どものそんな気持ちは分かるけれども親としては、「公共の場で走り回ると周りの人に迷惑」ということを教えなければなりません。だから、「ダメでしょ!」と叱ってしまう。

 

自分の「しつけ」は、これでよいのだろうか? 何で私の「しつけ」はうまくいかないのだろうか? 自分で判断ができないだけに、自信をもってしつけができないというお父さん・お母さんは多いのではないでしょうか。

 

そこで、「よいしつけ」と「よくないしつけ」について、こどもコンサルタントの原坂一郎先生に教えていただきました。
 
 
●しつけとは、「教える」こと。叱る必要はありません

 

「よいしつけ」と「よくないしつけ」の違いを教えてください。

 

原坂 「よく『しつけ』というと、イコール『叱る』ことだと思われているようです。それは、大きな間違いです。
 
『“しつけ”イコール“叱る”こと』という考えでなされたしつけは、すべて『間違ったしつけ』『よくないしつけ』といえるでしょう。
 
『しつけ』とは、『教える』こと、『伝える』ことです。そして、この考えからされたしつけは、すべて『よいしつけ』といえます」
 
 
●しつけは、叱らずに「してほしいこと」を伝えるだけでOK

 

確かに、「しつけ」イコール「叱る」ことと勘違いしていたところがあります。

 

原坂 「しつけを叱ることだと思っていると

・どなる

・叩く
・嫌味や皮肉を言う
・『もう!』と言う
・『どうして…!』『だれが…!』と疑問形で言う
ということをしがちです。
 
けれども、上の“しつけ”方だと、指導の部分、つまり『どうすべきだったか』という部分が子どもにまったく伝わりません。

 

例えば、子どもが夜なかなか寝なかったとき『いつまで起きているの』と言ってもただの文句にしか聞こえない、疑問形の“しつけ”です。

 

そんなときは『早く寝なさい』とすべきことを教えればいいだけなのです。年長なら言葉で分かります。伝えたいことやしてほしいことを、そのまま言葉で言えばいいのです。見事な「しつけ」になっています。
 
よくないしつけのひとつに、“罰予告式”というのもあります。『じっとしていられないなら、もう連れてこない』、『お片付けしないなら、公園にいかない』そんなふうになりたくなければ言うことを聞きなさいというメッセージです。
 
これでは、いつもそんな罰がなければ言うことをきかなくなります。しつけの本質は伝わりません。

 

『散らかっていたらご飯食べられないから片づけようね』、『お片付けしてから散歩に行こうね』しつけは、してほしいことや伝えたいことを堂々と言えばいいだけです。きつく言う必要はなく、穏やかにと言うか、ごくごく普通の言い方でいいのです。

 

ただし、繰り返し教えてあげましょう。言われてすぐに子どもの行動が変わるわけではないからです。

 

すぐにできるには、子どもは知識も経験も不足しています。今すぐにできなくて当然なのです。近い将来できるようになればよいのです。そのために、今、教えておくこと伝えておくことが大事なのです。

 

身につけてほしいことを、繰り返しできるまで教える。それが、『よいしつけ』と言えるでしょう

 

 

「何度言ってもできないのは、私のしつけが悪いせい?」と、くよくよする必要はないんですね。必要なことは身につくまで教えるをモットーに、しつけをしていきたいと思います。
 
原坂先生、ありがとうございました。
 

次回の記事はこちら

子育てにおける父親の役割、母親の役割とは?

 

 

 

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