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生活・しつけ
小学1年生 2013年1月14日の記事
テレビゲームをなかなかやめない子どもに何と言う?
子どもが、長時間ダラダラとテレビゲームに夢中になってしまうのが気になるけれど……。
教育評論家 親野智可等
「子どもにひと言 ママクイズ」15
Q
子どもがテレビゲームをなかなかやめようとしません。
こんなとき、子どもに何と言いますか?
下のA・B・Cの声かけの中で、あなたが選ぶとしたら……
A
「いつまでやっているの? 早くやめなさい!」
B
「ゲームについてルールを決めよう」
C
「お母さんにもやり方を教えて」
【クイズの答え】
Aを選んだあなたは……
「不満ぶつけタイプ」
テレビゲームをやめない子どもに対して、親のフラストレーションをぶつけているだけでは、合理的な解決にはなりません。
頭ごなしに否定するのではなく、まずは親子でゲームについてのルールを話し合いましょう。
Bを選んだあなたは……
「話し合いタイプ」
注意をする前に、子どもと一緒に話し合ってゲームに関するルール(1日の時間など)を決めるのは◎。
ルールの決定に子どもを関わらせることで、ルールを守ろうという意識を高めることができます。
Cを選んだあなたは……
「ふれあいタイプ」
ゲームを親子のコミュニケーションツールのひとつとして活用するのは◎。
親もやってみることで、ゲームについて理解することができるので、適切な指導ができます。
イラスト/コダイラヒロミ
子どもと一緒にゲームについてルールを決めましょう
子どもにとって、テレビゲームは最大関心ごと。時間を忘れてのめり込んでしまうこともあり、親にとっては悩みの種になりがちですね。
でも、ガミガミと注意をせずに、まずは子どもと話し合い、ゲームについてのルールを決めましょう。
「やっていい場所」「1日または1週間の上限時間」など、子どもの意見を聞きながらルールの内容を考えます。この“子どもと一緒にルールを考えて決める”という過程が、とても重要なのです。
ルールの決定に子どもが関わることで、「ルールを守ろう」という子どもの意識も高まります。
ルールが決まったら、できれば紙に書いて、親子で誓いのサインをして目立つところに貼りましょう。貼っておくことで、忘れてしまったり、いい加減になったりするのを防ぐことができます。
そして、ときには親がゲームをやってみることもいいと思います。
ゲームの内容が理解できるので「今すぐゲームをやめなさい」と注意しても無理だとわかるのです。「時間だから、その場面で終わってセーブしなさい」などと、適切に言えるようになれます。
それに、同じゲームで競ったり、攻略法を教え合ったりすることで、親子のコミュニケーションが深まることもあります。
このように、悩みの種のゲームを、ある程度理解することも必要です。
また、テレビゲームに代わるものを用意して、子どもの選択肢を増やしてあげるのも手です。
例えば、トランプや将棋、ボードゲームなどコミュニケーションをとりながら遊べるものがいいですね。
それに、友だちとの外遊びや自然体験など、ゲーム以外にも楽しい遊びがあることを子どもに伝えていきましょう。