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週末・その他
2012年12月27日の記事
意外と知らない!? お正月飾りの豆知識
日本のお正月飾りの由来や意味をご紹介。お子さまにも飾りつけを手伝ってもらって、楽しいお正月を迎えましょう。
お正月の準備は進んでいますか?
クリスマスが終わったと思ったら、お子さまの冬休み、大掃除…など毎日お忙しいことと思います。
いよいよ新年。門松やしめ飾り、鏡餅など、日本には伝統的なお正月飾りがありますね。
いくつか代表的なものの由来などをご紹介します。
●門松
お正月の間に、家の門に松や竹の飾りを立てて、年神様をお迎えするために飾るものです。
年神様が降りてくるときの目標になり、それぞれの家にいったん留まる「依代(よりしろ)」にもなります。
●しめ飾り
玄関に飾って、年神様をお迎えする飾りです。
それぞれのパーツに意味があります。
しめ縄 : 稲わらで豊作を祈願し、しめ縄にして、神との結界を表します。
ウラジロ : ウラジロ科のシダは「裏が白=後ろ暗いところがない」という意味とされています。
橙(ダイダイ) : “代々栄える”にかけています。
ゆずり葉 : 新しい葉が出てきてから古い葉が落ちるので、家が「ゆずられ」続いていくことを意味しています。
家庭に飾るものは、神社に飾っているしめ縄を小型にして、装飾を加えたものと言われています。
初詣などで大きなしめ縄を見てみるのもいいですね。
門松やしめ飾りは、飾る日に注意が必要なのはご存知でしょうか。
29日は「二重苦」「苦松」「苦待つ」、
31日は葬儀と同じ「一夜飾り」になるので避けましょう。
28日まで、もしくは30日に飾ります。
飾りは、「松の内」が終わってから取ります。
松の内とは年神様がいる期間のことをいい、一般的には1/1~1/7の間で、7日に飾りを取りますが、地方によって違います。
取った飾りは「どんど焼き」といって神社などの境内で焼く行事もありますので、近くの神社やお寺に問い合わせてみましょう。
●鏡餅
年神様にお供えするお餅です。
飾った後は「鏡開き」をして、おしるこやお雑煮にしていただきます。
お供え物をいただくことで、無病息災をお祈りするそうです。
鏡開きの際には、包丁など刃物を使うのは「切腹」を連想させるので厳禁とされています。
手か金槌で割りくだくのが普通ですが、難しい場合は、しばらく水につけたお餅を電子レンジで柔らかくするなどして手でちぎるといいでしょう。
鏡開きも松の内が終わってから行います。
一般的には11日とされていますが、松の内の期間が15日までのところでは、15日や20日に行います。
お正月は、普段はあまり考えない日本の風習を学ぶよい機会です。
前もって用意をして迎える大切な日だということを、親子で飾りを準備しながら伝えられるといいですね。