1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年8月22日の記事
前回は、親野智可等先生に、
夏休み明けに備えてやっておきたい
「3.学習面でちょっとした準備をする」について伺いました。
今回は、4つ目のポイント
「4.夏休み明けからの新たな目標を語り合う時間を作ろう」
についてお聞きします。
親野 「入学、進級などの4月と、夏休み明け、お正月は、
1年の中で大きな節目になります。
新しいことを始めたり、目標を持って頑張らせるのに、よいタイミングと言えます。
是非、新しい目標を一緒に語り合ってください。
その時に気をつけたいのが、
良い雰囲気の中で話し合いながら、目標を語り合う、ということです。
とかく、否定から入ってしまうことが多いのですが、
『お手伝いをしなかったからしなさい』とか
『算数が苦手だから、頑張りなさい』とか。
否定から話をはじめると、子どものやる気は出ません」
否定から入らないためには、どうしたらよいでしょうか。
親野 「まずは、1学期や夏休みにがんばったことをほめてあげます。
それから、『じゃあ、2学期は何がんばろうか?』
というように持っていきます。
そして、親子で話し合って
『計算博士になろうね』とか
『縄とびを頑張ろう』とか
子どもと一緒に目標を設定します。
目標を決めたら、実現するために何をするか、約束事を決めましょう。
例えば、『計算博士になろう』という目標なら
『計算カードを1日10分やる』など約束事を決めます。
その目標、約束事をホワイトボードに書いて
『頑張り表』を作ってみたらどうでしょうか。
『頑張り表』を作って、実行したらシールや花丸をつけてあげます。
これは、子どもと同時に親も決意する必要があります。
『毎日見届けをする』という決意です。
やったらほめてあげる、
やらなかったらやらせてほめる、これが大切です」
なるほど、親の頑張りも必要ですね。
親野 「そうです。親が必ず見届けをすれば
子どもはがんばり続けることができます。
子どもが続かなくなるのは親の見届けが続かないからです。
ですから、決めたことを子どもが続けられなかったときは、
親がまず自分を振り返ってみて欲しいと思います。
そして、自分の見届けが続けられるような工夫をするといいと思います。
例えば、見届けや声かけをする時刻を決めて
ケータイのアラームをセットしておくのもいいでしょう。
押しつけではなく、子どもの気持ちを大切にしつつ、
会話を楽しみながら、新しい目標を語り合い、
親子で『頑張り表』を励みに目標に向かっていきましょう」
4回にわたって、親野智可等先生に、
休み明けに備えて、夏休み中にやっておきたい4つのポイントを伺いました。
さあ、夏休みもあと少し。
休み明けに向けて、残りの日々を有意義に過ごしていきましょう。
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