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生活・しつけ

小学1年生 2015年4月23日の記事

子どもを叱った後の罪悪感から抜け出すには?[4/23]

《ゆるママ子育て・後編》子育てで感情的にならないママは1人もいません。自分らしい子育てでいいのです。

公園の親子

子どものためを思って、ついつい口を出したり、強く叱ってしまったりするママもいるのではないでしょうか? 

 

感情的に叱り過ぎてしまうと、後から自分を責めてしまうことも……。この罪悪感から抜け出すには、どうすればいいのでしょうか?NPO法人子育て学協会会長 山本直美さんにお話を伺いました。

 

 

●がんばる自分を認めて「ゆるママ」になる

 

山本 「私は、チャイルド・ファミリーコンサルタントとして、これまでに数千人のママの子育ての悩みを聞いてきました。それでわかったのは、感情的にならないママは1人もいないということです。

 

子育て中は、子ども中心の生活になり、自分の思い通りにならないことがたくさんあります。だから感情的になって、必要以上に子どもを叱ったり、つい嫌味を言ってしまったりすることもあるのです。

 

子育てをしてみて、『自分がこんなに性格が悪いと思っていませんでした』と言うママもいらっしゃいます(笑)。『私もです。性格が悪いもの同士ですよね』と言って、お互いに笑い合ったりします。

 

子育てをすると、今まで知らなかった自分を発見すると思います。

よいところも、悪いところも自分自身。それで罪悪感を持つ必要はありません。まじめで誠実なママほど、子育てがうまくいかないと自分を責めてしまいがちです。

 

必要以上に叱り過ぎてしまったと感じたら、『ごめんね。ママ、最近忙しくて、ちょっと怒りすぎたよ』と、子どもにちゃんと伝えましょう。

 

いいことも悪いところも“自分らしいな”と捉え、ママ自身が一生懸命な自分を認め、子育てをしてください。これを私は『ゆるママ』と呼んでいます。

自分を認められる(自己承認)と、他人の事も認めること(他者承認)ができ、結果的に少しは心に余裕を持って子どもと向き合えるようになるはずです」

 

 

●パーフェクトなママにならなくていい

 

山本 「完璧なママをめざそうとすると、ストレスがたまり、自分自身を苦しめてしまうことがあります。

あるママのケースをご紹介します。

 

 

どんなに仕事で忙しくても、子どものために栄養バランスのとれた食事作りをがんばっていたママがいました。

 

ところが、疲れとストレスからイライラして、子どもに当たってしまうこともあったのだとか。それを見かねたご主人から、『デリバリーデーをつくろう』と提案されたそうです。

 

その完璧主義のママにとっては、『自分はできない人間』と言われたようで、最初は屈辱でした。

 

でも、デリバリーデーの日は、食事の準備もお皿洗いもしなくていいので、気がつくとママの気持ちにゆとりができ、子どもたちも笑顔で過ごしたのだそうです。

 

そのママは、子どもたちの笑顔を見て、がんばり過ぎて自分を追い込んでいたことに気づきました。

 

料理が得意なママもいれば、苦手なママもいます。子どもと公園で思い切り体を動かして遊ぶのが好きなママ、家で絵本の読み聞かせをするのが好きなママもいます。

 

全てを完璧にしようとせず、自分の好きなこと、得意なことを活かし、“自分らしい”子育てをすればいいのです」

 

感情的になるときだってある、自分らしい子育てをすればいい……そう思えるようになると、ホッとしますね。

山本さん、ありがとうございました。

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