1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2017年9月25日の記事
子どもの便秘は見過ごされがちですが、実は重要なテーマです。
親であるみなさんは、子どもたちに毎日明るく楽しく元気よく生活してほしいと願っていると思いますが、便秘だとこれが難しくなります。
大人でもそうですが、便秘が続くと当然のことながら子どもも快活さがなくなります。
勉強への集中力も落ちます。
授業中にお腹が痛くなったりトイレに行きたくなったりすることもあります。
場合によっては粗相してしまう子もいます。
これは子どもにとってとても切ないことで、心の傷になることもあります。
親にも言いにくく、人知れず便秘で悩んでいる子はけっこういます。
子どもが自分で意識して、楽に排便できるように工夫したり便秘を直したりするのは非常に難しいです。
ここはやはり親が力を発揮して、子どもを救ってあげてほしいところです。
便秘解消につながる食べ物を、意識して食べるようにすると、かなり効果があります。
そこですぐ頭に浮かぶのは野菜ですが、実は野菜の取り方には注意が必要です。
野菜に含まれる食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があります。
不溶性食物繊維をたくさん取りすぎると、便がかたくなって排出しにくくなるので注意が必要です。
便秘解消のために野菜をたくさん食べて、逆に便秘がひどくなっているという例がたくさんあるそうです。
このことは最近盛んに言われるようになりましたが、以前は「野菜をたくさん食べれば便秘が治る」という情報しかありませんでした。
何事もそうですが、頭の中が古い情報のままで、最新の情報に更新されていないとこうなってしまいますので、お互い気をつけましょう。
ネット検索して最新の情報を取り入れましょう。
ただし、ネットの情報も玉石混淆です。
1つの情報だけを鵜呑みにしないで、いろいろな情報に接して多角的に検討しましょう。
食べ物で私のイチオシはオリゴ糖です。
オリゴ糖は、もともと自分の体内にいる善玉菌を増やしてくれて、便秘解消に非常な効果があります。
ただし、粗悪品の「オリゴ糖」ではいけません。
「オリゴ糖」の名前で市販されている商品はたくさんありますが、成分表示を見てみると商品によってかなりの違いがあります。
中には、たった30%しかオリゴ糖が入っていないものもあります。
「オリゴ糖」の名前なのに、実際はショ糖(砂糖)の方が多いとか人工甘味料がたくさん入っていたりするものもあります。
これでは効き目も期待できませんね。
朝起きて洗面所に行ったら、顔を洗うだけでなく、うがいと口すすぎで口腔内をきれいにします。
それから水を飲むと、腸が刺激されて排便しやすくなります。
不規則な生活だと便秘しやすくなりますので、規則正しい生活に心がけます。
十分な睡眠時間の確保と3食しっかり食べることも大事です。
また、夜寝るのが遅いと朝起きるのも遅くなります。
すると、朝食後にトイレに行く時間が確保できなくなり、便秘につながります。
運動量が少ないと便秘しやすくなります。
体を動かす遊びやスポーツなどで運動量を増やしましょう。
便秘解消につながるヨガのポーズやストレッチがいくつかあります。
これを教えてあげて、できたら毎日同じ時間帯にやるといいですね。
おへそのまわりを時計回りに「の」の字を書くようにマッサージします。
お風呂の中、お風呂から出てから、寝る前など、これも毎日同じ時間帯にやって習慣にするといいでしょう。
便秘がひどい場合は病院の受診も考えてみてください。
素人考えで悩み続けて、解決しないままの状態が続くのは苦しいです。
医者に診てもらえば専門的な治療をしてもらえます。
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1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
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