平岡淳子(ひらおかじゅんこ)
フードコーディネーター。旬の食材を使った、ジャンルにこだわらないシンプルで作りやすいごはんに定評がある。書籍、雑誌、ウェブ、広告などでレシピ提供からスタイリングまで手がけるほか、お米マイスター、野菜ソムリエとしても活躍。『決定版!週末作って毎日簡単!作りおきのラクうまおかず350』『ムダなく。おいしく使い切る 冷蔵庫整理のルール&レシピ』など著書多数。
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レシピ
小学1年生 2017年3月30日の記事
お弁当作りとは無縁だった保育園と違い、小学校に入学後、学童に通うようになると、長期休みは毎日お弁当を持って行かなければなりません。お弁当作りに慣れていない働くお母さんの中には、不安を抱く声も。そこでご自身も4歳の子どもを持つママであり、“当日朝でも15分で作れる”をコンセプトにしたレシピ本『ゆるべんとうレシピ』の著者・平岡淳子さんに、毎朝短時間でお弁当を作れるコツを聞きました。
『ゆるべんとうレシピ』は、当日朝作っても15分ですべて作れる、超簡単お弁当レシピと、週末2時間でできる作り置きレシピの2部構成。でも「お弁当作りに慣れていない方なら、メインの1品だけ朝作る程度でいいと思います」と平岡さん。
「メインのしゃけだけ焼いて、あとは、作り置きしておいた副菜を入れるくらいで十分。その作り置きおかずも、週末にまとめて作る時間が取れないという声をよく聞きます。無理して作ろうとすると辛くなるので、毎日の夕食の献立として数日保存できるものを1〜2品作り、それを翌日、翌々日のお弁当に使い回せばいいのではないでしょうか」(平岡さん)
この本に載っているお弁当レシピは、「本当にこれでいいの?」と思えるほど簡単なものばかり。例えば、下記の写真の場合、バターでふんわりと炒めた卵、茹でたブロッコリーにチーズをのせて焼いたもの、ウィンナのケチャップ炒め、玉ねぎとベーコンを入れたケチャップライスの4品。
でも、こんな簡単なおかずばかりなのに、なぜか美味しそうに見えるから不思議です。盛り付けする際のコツなどがあるのでしょうか?
簡単なおかずでも、美味しそうな見た目に仕上げるには、彩りを意識することが大事なんだとか。
「おかずの仕切りには、カップなどを使わず、サラダ菜やしそなど葉物野菜やハーブなどを使うと、それだけで色がきれいに見えます。また、私は、全体的に色が地味だなと思った時には、たくあんやしば漬けなどのお漬物をごはんの隅のほうに入れたり、冷凍のヤングコーンや枝豆、プチトマトなどを入れて、彩りをプラスするようにしています」(同)
確かに、カラフルな見た目になれば、それだけでおしゃれで美味しそうに見えますね。
また、時短するためのコツとして、鍋やフライパンを使い回すテクを教えてもらいました。
「例えば、スクランブルエッグを作ったら、フライパンを軽くキッチンペーパーで拭いて、次にウィンナを炒めるとか、食材を茹でる場合、アクや油が出にくいものから順番に、同じお湯で茹でてしまうと、洗い物が少なくて済みますし、お湯を1回1回沸かさなくてもいいので時間を短縮できます」(同)
まな板を使う際にも、生でも食べられるものや、香りがあまり強くないものを先に切り、最後に肉や魚を切ればその都度洗わなくて済むそうです。
そうは言っても、毎日美味しいお弁当を作ってあげたいと思うと、それなりに負担になります。毎日続ける心構えとは?
「数日同じおかずが続いてもいいと割り切ることが大切だと思います。私も、子どもの幼稚園はお弁当なので、毎日作りますが、仕事が立て込んでいて買い物にも行けず、ソースやきそばだけをお弁当に入れたりする日もあります(笑)。まじめなお母さんほど、毎日きちんと作ろうとしてしまうと思いますが、手抜きしても子どもが喜んで食べてくれるならOKと自分が納得することが大切なのではないでしょうか」(同)
完璧を求めずに、できるだけ手抜きをして、長期休み中のお弁当生活を乗り切りましょう!
(取材・執筆:ママノート編集部)
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平岡淳子(ひらおかじゅんこ)
フードコーディネーター。旬の食材を使った、ジャンルにこだわらないシンプルで作りやすいごはんに定評がある。書籍、雑誌、ウェブ、広告などでレシピ提供からスタイリングまで手がけるほか、お米マイスター、野菜ソムリエとしても活躍。『決定版!週末作って毎日簡単!作りおきのラクうまおかず350』『ムダなく。おいしく使い切る 冷蔵庫整理のルール&レシピ』など著書多数。
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