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週末・その他
小学1年生 2012年12月8日の記事
内藤みか 連載コラム「6歳からの才能育て」第9回
第9回 「ひと味違うクリスマス」
みなさん、こんにちは!
あっというまに2012年も残すところあと僅かとなってしまいましたね。
そして街も子どもたちの心もクリスマス一色になりつつあるこのごろです。
この時期の子どもたちは、行く先々でクリスマスイベントがあるんですよね。うちの娘が小学1年生の時は、こんな感じでした。
・おうちでのクリスマスパーティー
・学童保育でのクリスマスパーティー
・小学校のクラスでのクリスマスパーティー
・塾でのクリスマスパーティー
・お友達とのクリスマスパーティー
・町内のこども会でのクリスマスパーティー
すごいですよね~。私たちの子ども時代より確実にクリスマスイベントが増えてる気がします。もう毎日がクリスマス!という感じです。
これにはさすがの子どもたちも、ちょっとパーティー疲れしてしまうみたい。
なので我が家でクリスマスパーティーを開いた時は、他とは少し違う演出にしました。
まず、あえてクリスマス飾りをつけませんでした!
飾ったといえば娘が描いた可愛い女の子の絵を壁に並べたくらい。
そして、ケーキを出しませんでした!
クリスマスといえばケーキでしょと叱られそうですが、我が家ではなんと、ケーキの代わりにおだんごやおまんじゅうにしたんです!
それから……チキンも出しませんでした!
ピザは出したけど、内心、ピザじゃなくておいなりさんでもよかったかな~?、と思ってます。
これがどうだったかというと……、
もう、大好評だったんですよ!
クリスマスのキラキラ飾りと、ケーキとチキンにまみれた子どもたちは、ごく普通のおうちの、おまんじゅうやおせんべいを大喜びしてくれたんです。
おだんごが出てきたときの子どもたちの歓声はすごかったですよ。
ごちそうはうれしいけれど、いつも同じごちそうだったら、やっぱり飽きてしまうんでしょうね。我が家はその裏をかいたパーティーにしてみたのでした。
とはいえ、これだけではあまりにパーティーらしくないので、
娘と相談して、100円ショップでビンゴカードを用意しました。
iPhoneやiPadでは「BINGO」と検索するといろいろなアプリが出てきます。つまりビンゴマシンのようにクリックするとアプリが色々な数字を出してきてくれるのです。
「そろった!」
「ダメだ~!」
などと大騒ぎしながらみんなで盛り上がり、ビンゴした人には,娘お手製のポストカードをプレゼント。ほんとうにささやかな、でもなかなか個性的なパーティーはこうしてお開きになりました。
娘は最初、私の提案にちょっとイヤな顔をしました。
「え? パーティーなのに、ケーキないの?」と。
でも、パーティーが近づくにつれ、娘のお腹の中にあちこちのパーティーで味わったケーキの味が染み込んできたらしく、
「ママ、ママがケーキいらないって言った意味がわかった」
と理解してくれました。
だから娘も、お友達と思いっきりパーティーを楽しんでいました。
そして迎えたお正月。
娘のところには、ステキな年賀状が何枚も届きました。
クリスマスパーティーに参加したお友達たちが、それぞれ、パーティーのお礼を書いてきてくれたんです。
「クリパ、ほんと楽しかった! 絶対また来年もやろうね!」
「クリパありがとう。すごくおもしろかったしおいしかった」
それを目にした時、うれしくて胸がいっぱいになりました。
楽しんでもらいたいというこちらの気持ちが伝わった気がしたんです。
娘のお友達を迎えるとき、私はいつでも、いったん、子どもの気持ちになって考えるようにしています。
それで、今回も「クリスマスイベント続きで、私だったらもうケーキはいらない。ヨシ!パーティーでのケーキはナシにしよう!」と判断したのです。
だから娘の友達にはこう言われてます。
「○○ちゃんのママはちょっと変わってるけど、でも話がわかるママだよね!」
これからも子どもの気持ちがわかるママとして楽しく過ごしていくつもりです。いや、私が単に子どもの心のまま成長できていないのかもしれませんが……(笑)