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生活・しつけ
小学1年生 2012年6月23日の記事
夏にはやる子どもの病気を知っていますか?
《小児科医に聞く夏の子どもの健康管理①》予防法や対策を知って、夏を乗り切りましょう。
ことしもまた、暑~い夏がやってきます。
暑い夏を元気に乗り切るのは、大人でも大変なこと。
ましてや、子どもなら、疲れたり体調を崩したりしやすくなります。
夏に流行る子どもの病気、その予防法や対策を知って、家庭での健康管理に役立てたいですね。
今回から5回シリーズで、
「夏場の子どもの健康管理」をテーマにお伝えしていきます。
アドバイスをいただいたのは、
愛育病院 小児科
医学博士の石井のぞみ先生です。
石井先生、夏場にはどのような病気がはやりますか?
石井 「代表的なものを5つあげてみました。
(1) プール熱(咽頭結膜熱)
(2) ヘルパンギーナ
(3) 手足口病
(4) 水いぼ
(5) とびひ
これらの夏の病気は、いわゆる夏風邪や、皮膚のトラブルなどの『感染症』であることが特徴です」
では、なぜ夏場に感染症が流行るのでしょうか。
石井 「夏は暑さのため体力を消耗し、抵抗力が落ちます。
そのため、細菌やウイルスに感染しやすくなるんですよ。
特に、皮膚疾患については、汗をかくことで皮膚の清潔が保てず、トラブルが起こりやすくなります」
小学校も集団生活ですから、うつったりうつされたり、はある程度仕方ない、とは思っていますが、感染を防げるなら防いであげたいと思います。
石井先生、感染症を予防するには、どんな方法がありますか。
石井 「小学1年生のお子さんなら、毎日の通学だけでも、心身ともに疲れているはずです。
ご家庭でゆっくり休ませてあげることが一番ではないでしょうか。
そのほかには、
・手洗いの励行
・シャワーで汗を流す
など、からだの清潔を保つことが大切だと思います」
なるほど。家庭でゆっくり疲れをとることって、大切ですね。
次回から、夏に流行る病気5つについて、石井先生に詳しく解説していただきます。