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生活・しつけ

年長 2012年6月20日の記事

子どもを問いつめてしまっていませんか?

ついつい「何でそんなことをしたの!」と怒鳴ってしまいます。どう子どもに接するべきでしょうか?

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「子どもが何かをしてしまった時に、
子どもの言葉も聞かず『何でそんなことをしたの!』と
問いつめてしまいます。これではいけないのだとは
わかっているのですが、どういう言い方をすればいいのでしょうか?」

 
佐藤正寿先生も似たような場面の時があるそうです。
どう対応されているのか教えていただきました。

 
 
佐藤 「娘や息子をよりよくしようと願うのは親としてあたりまえです。
でも、それが子どもに完璧な結果を求めることになり、
できて当然、失敗を許せなくなってしまっているのではないでしょうか。

 
これが続くと、失敗を恐れ、何事にも萎縮し、
さらには失敗を隠すようになってしまうかもしれません。

 
私も担任をしていると、似たような場面によく遭遇します。
前にも指導をしたのにまた子どもがルールを破るということです。
『どうしてそんなことをしたの!』と言いたいところです。
でも、詰問をすればするほど口を閉ざす子どももいます。

 
そんな時によく言うのは、
『わけがあったんでしょ』
『○○したかったんだよね』といった、
まず子どもの行動を受け入れる言葉です。

 
子どもの心を受け止める一言によって、
子どもたちも心を開くようになります。
そうすれば『それでどうしたの?』といった問いかけにも
答えてくれるでしょう。
いわば共感的メッセージです。

 
子どもたちが心を開いたら、あとは一生懸命に話を聞きましょう。
さらに『どうすればよかったのかな?』と聞けば、
きっと望ましい行動が子どもの口から出てくるはずです。
あとは諭すだけです。

 
『自分のことをわかってくれたんだ』という気持ちになれば、
親の教えも素直に受け入れられるものです」

 
 
子どもの気持ちをうまく引き出せるように
親は聞き上手になって、受け止めることが大切ですね。

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