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年長 2017年6月1日の記事

「卒園対策委員」経験者に本音を聞く、先輩ママ座談会【第2回】

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多くの幼稚園や保育園で、年長クラスだけに設けられている「卒園対策委員(卒対委員)」。謝恩会の準備やアルバム作りのお手伝いなどをして、「卒園」というビッグイベントを盛り上げる大切な役割です。今回は、実際に卒対委員を経験した3人のママに集まっていただき、その経験をお話しいただきました。第2回は、卒対委員の仕事の中で、もっとも大変だったことをお聞きします。

 

<今回の参加者>

池谷さん(仮名)…東京都在住。私立の幼稚園で卒対委員を経験。息子小2、年長。

長瀬さん(仮名)…東京都在住。私立の幼稚園で卒対委員を経験。息子小2。

高田さん(仮名)…東京都在住。私立認可の保育園で出し物係を経験。息子小4。

 

仕事の割合の不公平さが、揉めるきっかけに

 

編集部:卒対委員をやってみて大変だったことはありますか?

 

池谷さん:活動が始まってしばらくした頃、余興係のリーダーが仕事を理由に練習を休みがちになって、全体が険悪なムードになったんです。その上、そのリーダーが練習を休んで他のママ達とランチ会に行ってたのが発覚して、真面目にやってたママさん達が激怒しちゃって。

 

高田さん:真剣に取り組んでる人が多いほど、「許せない」という話になりそうですね。

 

池谷さん:いくら仕事があるとはいえ、リーダーなのに「やっといて〜」って感じで丸投げだったので。最終的にはリーダーに文句を言っていた人達の間でも対立しはじめて、私はみんなの意見を聞きながら常に板挟み状態でした。

 

高田さん:幼稚園はママ同士の関係性が密な印象がありますよね。その点保育園は、親同士の関係性は超ドライですよ。日常的にはほとんど交流ないですし、行き帰りの時間が違うと、1年のうち数えるくらいしか会わない人もいるくらい。それに、うちの保育園は親が関わる行事が比較的多いほうでしたけど、保育園によっては、親が関わる行事も無ければ、保護者会のような組織もまったく無い園もありますから。

 

池谷さん:幼稚園だと、日頃から親が幼稚園の活動に関わる機会も多いので、園に対する思いも強くなって、一生懸命になりすぎてしまうというのはあるかも。

 

みんなのスキルを持ち寄った保育園の卒対

 

高田さん:うちの保育園では、保護者みんなで集まって事前に練習したのは歌だけ、しかも卒園式前に数回集まった程度でしたが、事前に音源を渡して「歌の練習しておいてね」って言っても全然してこない人がいることはありました。でも保育園なので、仕事で来れないのはもう仕方がないという感じ。だから、そこでギスギスすることはなく「ちゃんとやってよ〜!」と、直接言い合える空気でした。

 

長瀬さん:保育園のママって「お互い大変だしね」みたいな気持ちが前提にあるのかな。

 

高田さん:そうですね。お互い何の仕事をしているのかも大体知ってるので、効率的に進めるために、それぞれの得意分野を担当しよう、という感じでした。手先が器用な人はコサージュを作ったり、出版関係の人は文章をチェックしたり、みんな自分のスキルを持ち寄って。また、うちの学年は映像系が得意な人はいなかったので、その場合は無理してやらずに専門業者に頼みました。もう1つ特徴的なのは、ママだけでなくパパも係を担当することですね。

 

全員に納得してもらえないと進めない。卒対のジレンマ

 

編集部:長瀬さんは大変だったことはありましたか?

 

長瀬さん:それはもういろいろ(笑)。委員の負担を減らそうとしたり、これまでの決まり事を変えようとしたら、保護者会の役員の人たちから「ちょっと待った」と。上の子を同じ幼稚園に通わせていた人から、今まであったことがなくなっちゃうのは寂しいって言われて。でも、幼稚園側からは負担を抑えるように言われてるし、あちこちから注文が来るんです。

 

池谷さん:あちらを立てればこちらが立たずみたいな。

 

長瀬さん:うちの幼稚園は、預かり保育が充実していたので、けっこう働くママも多くて。働いていると、やっぱり忙しいから何とかして面倒なことは避けようとする人も多いのですが、働いてる人だって幼稚園に通わせてる以上はやってよね、みたいな対立も起こりやすかったです。

 

編集部:卒対委員はそれを全部調整するんですか?

 

長瀬さん:そうですね。『誰々の意見だから』とか感覚的なことじゃなくて、例えば『これをやめれば値段はこれだけ下がるので、その代わりにこういうことをしてみては?』とか、いちいちデータを出して、やめる理由、変える理由を集めるんです。みんなに納得してもらわないと進めないから。

 

高田さん:もはや商談か、会社の上層部へのプレゼンみたいですね。でも、そういう言い方をすれば、違う意見の人も納得してくれるというのは、勉強になりますね。

 

編集部:やはり、大変なのは、卒対委員の仕事そのものではなく、関係者の調整ということなのでしょうね。

 

池谷さん:確かに、私の場合もリーダーの件が無ければ、わりとみんなでワイワイ楽しくやったと思いますし、実際、他の係では、仲の良いママ同士で楽しくやっている方も多かったです。

 

次回は、卒対委員をやってよかったと感じたエピソード、これから卒対委員をやるママへのアドバイスなどをお聞きします。

 

(取材・執筆:宇都宮薫)


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