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学校・まなび

小学1年生 2017年5月11日の記事

初めての小学校の運動会は、親のサポートも欠かせません

連載「現役先生が教える、学校ってこんなところ!」 第3回

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こんにちは。現役小学校教諭の舟山由美子です。入学してすぐに、子どもたちが体験する大きな行事が運動会、という学校も多いのではないでしょうか。そうした学校は、連休明けから本格的に練習が始まります。

 

春の運動会が増えたのは、行事の集中を避けるため

 

以前は10月10日が「体育の日」だったため、運動会=秋というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。けれども現在は、春に運動会を行う学校も多くなっています。その理由はいろいろあるでしょうが、大きな要因の1つに、学校の行事のバランスの問題があると思います。

 

学校では1〜3学期、あるいは、前期・後期という区分があり、その中に、運動会と、学芸会(学習発表会)や展覧会という大きな行事をバランスよく配置しなくてはなりません。学芸会や展覧会はある程度の期間、じっくり取り組むことが必要なので、これまでは2学期や後期行事が集中していました。そうならないために春に運動会をするようになったのではないかと考えられます。

 

また、気候や気温も、爽やかな春ほうが条件として適しているということもあるのではないかと思います。

 

しっかり練習に取り組むためには、親のサポートが重要

 

運動会の競技や演目は、学年単位で、「徒競走(=(かけっこ))「団体競技(=玉入れや綱引きなど)」「表現(=ダンス・民舞など)」を行い、そのほかに全校競技(=大玉おくりなど)を行う学校が多いと思います。

春に運動会が行われる場合、1年生は入学して半月後ぐらいから練習することになりますが、ほとんどの児童が保育園や幼稚園で運動会を経験しているので、特に大きな問題はありません。

 

運動会そのものは楽しいイベントですし、運動会が終わるとどの子もステップアップします。こうした大きな行事は、子どもを成長させる大事な「しかけ」となっています。まだ体の小さな子や運動が苦手な子もいますが、親御さんも前向きにとらえて、お子さんをサポートしてあげましょう。

 

そのために、まず大切なのは「睡眠」です。運動会の練習が佳境に入ってくると、1時間目から全校練習が入ってきたりします。開会式や閉会式・行進などの集団の動きを、1年生といえどもしっかり求められます。寝不足の状態では、たとえ大人でも集中するのは難しいでしょう。運動会の練習が始まったら、とにかくいつもより早く寝るように促しましょう。

 

もう1つは、「朝ご飯」です。これはスタミナと水分の確保のためです。朝ご飯を食べて登校するには、起床時間も考えなくてはなりません。1年生の子どもはまだまだ自分で時間管理はできませんので、親御さんの協力が重要になってきます。

なお、運動会の練習の時期は、いつも以上に汗をたくさんかくので、汗ふきタオルやハンカチを忘れずに持たせましょう。

 

子どもの手本になる観覧や撮影マナーを心がけて

 

運動会当日は、ぜひ保護者の方には譲り合って観覧していただきたいと思います。「席取り」や「占領」、あるいは校内の立ち入り禁止の場所に入ったり、撮影に夢中になって競技しているゾーンに侵入してしまわないようにして気をつけて下さい。

私たち教員としては、子どもたちの目の前で、保護者の方に「○○しないでください!」などとは言いにくいものです。どの親御さんも、我が子が一番なのは当然のことなので、ぜひ事前に注意事項などに目を通し、お互いに譲り合って楽しく観覧して下さい。

 

以前、幼稚園児のつぶやきとして、こんな言葉がありました。

「ほんとうの おめめで見て!」。

ずらりと並ぶビデオやスマホを見て、子どもはそう感じたのでしょう。成長記録は記録として、それ以外に大事にすることがあるようにも感じています。

 

学校では、子どもたちに「自分がされていやなことは、人にはしないこと」と教えています。保護者の方も運動会当日は「子どもの前での節度あるマナーと、お互いに譲り合う態度」を心がけ、本当の「大人らしさ」の手本を、子どもに見せてあげる機会にしてみてはいかがでしょうか。

 


舟山由美子先生の連載はこちら

「現役先生が教える、学校ってこんなところ!」

 

 

 

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