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学校・まなび

小学1年生 2016年12月1日の記事

★学校のトイレが使えない子が増えている?[2016/12/1]

《いま、学校は〜現役教員舟山先生の小学校最新事情 第5回》 どんなトイレでも使えるよう、いろいろな場所で「トイレ経験」を

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こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。

 

子どもが1日の中で多くの時間を過ごす学校では、トイレも大事な場所。今回は、トイレにまつわるエピソードを中心に、最近の学校のトイレ事情についてお話したいと思います。

 

自分のウンチを見たことがない子も

 

学校のトイレといえば、「和式」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。先日、文部科学省が行った実態調査によると、全国の公立小中学校の洋式トイレの割合は、43.3%だったそうです。

 

昔に比べれば洋式化の傾向が進んでいるようですが、新設・新築された学校以外では、和式トイレがメインのところもまだまだ多いのではないかと思います。

 

ふだん使っている学校のトイレに対しての子どもたちの反応はというと、私が見る限り高学年の子は「学校のトイレはこんなもの」と理解しているようですが、下の学年の子になると、なかなかそうはいかないようです。

 

私も入学式当日に、新入生(女子)をトイレに連れていったとき、「(和式の便器をさして)このお便所だとできない~!」とか「どこでお水を流すの~?」などと言われたことがありました。

 

上の学年になると、校外学習の出先の公園や、社会科見学の施設、宿泊行事での山や海など、さまざまな場所でトイレを使わせてもらう機会が増えてきます。当然、場所ごとにトイレの状況もさまざまですから、どんなトイレにも対応できる柔軟さが必要です。

 

家庭でもそうしたことを意識して、お出かけしたときなどに、いろいろなトイレを経験するようにしてみてはいかがでしょうか。

 

和式便器が使えないというだけではありません。以前、1年生に「よいウンチ」についての学習をした際に、自分のウンチを見たことがないという子がいて驚いたことがありました。これは10年以上前の話なのですが、その子の家のトイレは、排便して便器から立ち上がると自動的に水が流れるタイプだったのです。

 

今でこそ、あらゆる場所に自動洗浄式のトイレがありますが、当時はまだ普及しておらず、何のことか意味がわかりませんでした。もちろんその子は自分でトイレの水を流すことができなかったので、学校で教えた思い出があります。トイレの機能が進んだ今、こうした子はさらに増えているのでしょう。

 

健康の自己管理や清潔に対する感覚などの面からも、自分の排泄物をチェックすることは大切だと思います。いずれは子どもの「排泄物への意識」を高めていく配慮も必要になってくるかもしれません。

 

 

朝、「家で出す」習慣をつけましょう

 

もうひとつ、トイレについて日ごろ気になるのは、給食のあとで「もよおす」子は、いつも同じ子だったりすることです。給食の後にしたくなるということは、排便の習慣が朝ではないということ。もしかすると、朝食を食べていないために、給食を食べて腸が動き、トイレに行きたくなるということなのかもしれません。

 

ただし、もよおす子はまだ良いほうで、今はむしろ、便秘の子が多いことが心配です。健康調査をしたりすると、毎日お通じがない子がけっこういます。私たち大人でも、便秘のときは、そのことばかりに気になって、ほかのことに気が回らないことがあります。

 

とくに子どもたちは、学校にいる間は、自分のペースでトイレに行けないことが多いので、朝のうちに家で排便をすませておく習慣は大切だと思います。

 

学校でウンチをするとからかわれた、という話もありますが、これは今現在、学校で生活している子どもからというよりも、むしろ大人になった人からよく聞く話です。ということは、それを訴えられずにいる子どもも多いのかもしれません。

 

私自身感じるのは、学校や学年、クラスによっても雰囲気が違うということです。これも上の学年の話ですが、「中休みに、オレ、がまんできずにウンチしちゃったよ~」とあけっぴろげに言う男の子がいると、ほかの子どもたちから「そうなんだ。どうりでくさいと思った!」「なんで、家でしてこなかったの?」などという声が返ってきます。「お父さんが出てこなくて、できなかった……」と本人が答え、みんなで大笑い、ということで終わるようなクラスもありました。こういう子がいると、全体の雰囲気が明るくなりますよね。

 

その一方で、友だちがウンチした云々と言いつのる男子がいて、よくよく聞いてみると、当の本人が便秘と下痢をくり返すので、いつもトイレに行っているので、自分のことをカモフラージュするために友だちをからかっていた……ということもありました。

 

学校としても、ただクラスの雰囲気にまかせるのではなく、低学年で「よいウンチ」の学習をしたり、上の学年では保健指導で「食べること」と「出すこと」のバランスの大切さを伝えています。また、お腹の調子が悪いなど、具合が悪いときは、その子にそっと声をかけるなどの配慮もしています。

 

でも何より、子どもがトイレや排便のトラブルで困らないためには、すでに述べたように朝の排便習慣をつけることが大事です。学校に行く前にトイレに行くように声かけをするほかに、朝、すっきりと目が覚めて、朝食をしっかり食べるなど、生活リズムをととのえるようにしていきましょう。

 


舟山先生の連載はこちら

いま、学校は〜現役教員舟山先生の小学校最新事情

 

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