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小学1年生 2015年8月27日の記事

早生まれは、小学校ではデメリット?

《きいて、教えて、舟山先生!》 「生まれ月」よりも「個人差」の問題です

funayama2015.8.27

 

こんにちは、現役小学校教諭の舟山由美子です。

 

入学前の親御さんの心配要素の一つが「早生まれ」。今回は教師の目から見た「早生まれ」についてお話ししたいと思います。

 

 

Q.すぐメソメソする早生まれの息子、入学後が心配

 

保育園年長の男の子のことで相談させてください。

 

 

早生まれで体が小さく、ちょっとしたことでメソメソと泣きます。

保育園では、お友達や先生の手助けもあって、あまりデメリットを感じることはありませんでした。

 

でも、同じマンションで、昨年入学した早生まれの子がいるお母さんが「早生まれだからか、学校生活についていくのが大変みたい。先生も幼稚園ほどフォローしてくれない」と言っていました。その子は登校を渋るというわけではないですが、あまり楽しく通っている感じではないそうなので、うちの子は大丈夫かなと不安に感じました。

 

早生まれの子がみんな苦労するわけではないでしょうが、うちの場合、特に精神的にあまり強くないので、学校に行くのがいやになったりしないかなと思います。

 

入学後に早生まれのデメリットはあるのでしょうか? 今のうちからしておいたほうがいいことがありましたら教えてください。

 

(東京都 つねちゃん)

 

 

A.「1人でできること」を増やしましょう

 

「都市伝説」ならぬ「学校神話」の一つに、この「早生まれ問題(?)」があるように私は思っています。

 

「早生まれ」を気にする人と、そうでない人がいるのは事実です。学校でも、新一年生のクラス分けをするときに、この「早生まれ」など、生まれ月を配慮するようにしている学校もありました。

 

でも昨今は、違うフィルターや要素(幼稚園・保育園での人間関係、通学路・発達障害の有無など)で分けざるをえないことが多く、あまり気にかけられていないように感じます。それに、生まれ月を配慮しないで編成した場合でも、1年生のクラスによくある「お誕生列車(生まれ月を車両に見立てて、その月ごとにお誕生日の子どもの顔をのせる掲示物)」では、だいたいまんべんなくどの月にも誕生日の子がいるものです。

 

私自身は、担任として子どもたちを見るときは、4月生まれだから、3月生まれだから、とは見ていません。それは、生まれ月とは関係なく、個人差が大きいからです。4月生まれでも幼い子・体が小さい子はいるし、3月生まれでもしっかりしている子・体格がいい子はいます。たまにグループで分けて活動した際、「なんだか、このグループはがちゃがちゃして落ち着かないな」と思っていたら、早生まれの男の子が多いグループだった……ということはありましたが。

 

 そう考えると、「早生まれ」かどうかの影響が大きいのは男の子のほうかもしれません。皆さんが感じていらっしゃると思いますが、男の子は、女の子より幼く感じますし、手がかかります。一つには、生活感覚があるかないか、の違いだと思います。女の子の地に足がついたようなしっかりした行動は、この生活感覚ゆえです。身支度がひととおりできる、あと片付けができる、あいさつができる……というのは、学校などの集団行動では欠かせないからです。1年生のうちは、「一人でできる」ということがどれくらいあるかで、しっかりしているかどうか判断されています。

 

そこで、ご相談者のお子さんです。「精神的にあまり強くない」ということですが、就学前なのに「精神的に強い」お子さんは、よほどできたお子さんか、無頓着か傍若無人か……いずれにしても、あまりいないように思います。これから強くなっていくのだと思います。

 

学校に対しても適度の期待と不安があって当然です。

 

お子さんにはこれから入学までに、この身の回りのことが「一人でできる」行動を少しずつ増やしていかれるとよいと思います。お手本を見せ、自分でやってみさせて、(ときには手を貸して)最後まで終わらせて、成功体験を積み重ねて自信をもたせる、ということを感情的にならずに(ここが大切!)くり返すのです。

 

親御さんのほうが、根気がいると思います。けれども、こうしたことを意識して過ごすのとそうでないのとでは、大きな違いがあると思いますよ。これは来春、入学したときに、クラスの子どもの様子を全体的ご覧になると、私が申し上げた意味がおわかりになるかもしれませんね。

 

男の子の多くが、小さいときはちょっとしたことでメソメソと泣く子だったと、どのお母さんも言われます。こんな時期は今だけです。どうぞ楽しんで子育てなさってください。

 

 

 

 

 

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