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生活・しつけ

小学1年生 2015年11月24日の記事

★親野智可等の「今日から叱らないママ」第26回 [11/24]

子どもの作品を見たときのほめ方とは?

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●気持ちを込めてほめる

 

子どもの絵工作を見たときどうしていますか?

家で作ったり園や学校で作って持ち帰ったりなど、子どもの作品を目にする機会はたくさんあると思いますが、こういうときの対応はけっこう大事です。

 

実は、非常にあっさりした反応しかしてくれないママもけっこう多いのです。

これだと、子どもはちょっとさみしく感じます。

 

子どもの作品を見たら、気持ちを込めてほめてあげてください。

 

「すごい」「おもしろい」「よくできてるね」という抽象的なほめ方をする場合は、せめて感情を込めて「すご~~い」「おもしろ~~い」「よ~くできてるね~」くらいのトーンで言って欲しいと思います。

 

 

●部分に注目して具体的にほめる

 

それで終わらずに、もう少し具体的にほめてあげると、子どもはさらに喜びます。

 

でも、「正直、下手だな」と思ってしまった場合は、何をどうほめればいいかわからなくて困ることもあります。

 

そういうときは、部分に注目してください。

 

「このゾウの鼻が力強くていいね。今にも動き出しそうな迫力だよ。びっくりポンだわ」

「星の色がきれいにぬれたね。ホントにきらきら光ってる感じで」

 

「葉っぱの形がいろいろあってすごいね。同じ形のが一つもないんだ」

「この自動車かっこいいじゃん。こういうのが本当にあったら乗りたいね」

 

このように部分に注目すれば、必ずほめられるところが見つかります

「部分をほめる」が、具体的にほめるときのコツなのです。

 

 

●「こだわりポイント」を見抜いてほめる

 

もう一つ、ぜひ心がけて欲しいのが、子どものこだわったポイントを見抜くということです。

どんな作品にも、子ども自身が力を込めたポイントが必ずあります。

 

それを見つけてほめると子どもは大いに満足します。

 

「よく考えてあるね。このくっつけ方、すごく工夫してあるじゃん」

「猫の毛並みがと~ってもきれいだね。そうか、1本1本ていねいに描いたからだね」

 

 

●2つの質問で「こだわりポイント」がわかる

 

親が見抜けなくても、子どもに作品のことをおしゃべりさせると、「こだわりポイント」を簡単に知ることができます

 

効果的なのは次の2つの質問です。

「どうやって作ったの?」

「どこが難しかった?」

 

子どもは「待ってました」とばかりに話し始めるので、ほめて欲しい「こだわりポイント」がすぐわかります。

 

 

●作品をほめて「ほめモード」に入ろう

 

小さい子どもは作品を作る機会も多いので、今回のコラムを参考に、たくさんほめてあげてください。

 

ほめられると、子どもは全体的に調子が上向きになります。

すると、いつもできなくて叱られていることでも、ちょっとがんばったりしてくれます。

つまり、「幸せモード」「がんばりモード」に入るのですね。

 

親としても、一生懸命ほめた後は何事においても叱りにくくなるものです。

「ほめモード」でいるときは「叱りモード」に入りにくいからです。

 

こういうわけで、「ほめモード」に入るためにも子どもの作品をほめましょう

 

「叱りスイッチ」が入って「叱りモード」にはまり込んでしまうと、何でもかんでも叱りたくなるものです。

 

この辺の心のメカニズムには十分に気をつけてください。

それでないと、子どもがかわいそう過ぎます。

 

 


次回の記事はこちら

第27回 親が「行動でほめる」と子どもは親の愛情を実感する
 

前回の記事はこちら

第25回 叱るところからでなく、ほめるところから入る

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

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