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生活・しつけ

小学1年生 2015年11月12日の記事

「子どものロコモ」を防ぐには?[11/12]

《子どものロコモティブシンドローム 後編》 まずは正しい姿勢を歩き方をマスターしよう!

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前回は、しゃがめない、片足で立っていられないなど、運動器の機能が低下する「子どものロコモティブシンドローム」の実態と問題について、北本整形外科院長の柴田輝明先生にお話をうかがいました。今回は、子どものロコモのチェック法や対策、予防法についてご紹介します。

 

●子どものロコモのチェック法

 

子どもがロコモかどうか、家庭でチェックするにはどうすればいいでしょう?

 

柴田 「平成28年度からは、学校の健康診断で運動器検診が行なわれます。小学校に入学すると必ず受けるので、何か問題があれば家庭に連絡がいくようになります。ただ、成長期の子どもの体は変化が著しいので、日ごろから家庭でも関心をもってチェックすることが大切です。

 

運動器検診では、腕を上げるなど、子どもにいろいろな動作をしてもらってチェックするのですが、検査項目は全部で18個あります。厳密には専門家が見ないと難しい項目もありますが、家庭でチェックしやすい代表的な動作をいくつか挙げてみましょう。そこから5〜6個ほど選んでやってみてください。もしできない項目があったとしても、日ごろからその動作を行なっているだけでもかなり改善されてきます。

 

・ 両手をまっすぐに、耳の後ろまで上げる
・ 両ひじを曲げて両手を上に向け、指をグーパーと曲げ伸ばしできるか
・ 片足でふらつかず立てるか(左右それぞれ5秒以上)
・ 手を前に伸ばしたまましゃがみ込めるか(足の裏をしっかりつけているか)
・ 体を前屈みにし、床に指を付けられるか(膝を曲げない)
・ 体を後ろに反らして痛みがないか

 

さらにこれに加え、必ずチェックしてほしいのが
・ 正しい姿勢がとれているか(猫背になっていたり、お腹を突き出したりしていないか)
・ 正しく歩けているか(フラフラせず、前を向いて歩けているかなど)
の2項目です。チェック項目にあるような基本的な動作をマスターするためには、正しい姿勢と歩行がきちんとできていないといけません。
最近ではスマートフォンやゲームの影響で猫背の子が多く、歩くときもうつむいた姿勢の子が増えています。これでは視野が狭まるという意味でも非常に危険です。
ただ、正しい姿勢や歩き方というのは意外にできそうでできないものです。まずはお父さんやお母さん自身が正しい姿勢をマスターし、子どもに教えてほしいと思います」

 

たしかに「正しい歩き方」と言われると、どう歩けばいいのかわからなくなってしまいますね

 

 

●幼児から小学生の時期は、偏りなくいろいろな運動を楽しんで

 

それでは、子どものロコモの予防法や、すでに子どものロコモが疑われる場合は何をすればいいでしょう?

 

柴田 「特別なことをする前に、まずは上で述べたように基本的な運動器機能を正しく身につけることで、正しい姿勢と歩き方を徹底することが大前提だと思います。日ごろから子どもが極端な猫背になっていないかチェックしたり、食事など一定の時間を姿勢よく座っていられるように習慣づけましょう。正しい姿勢でじっとしていること自体が背中や体幹の筋肉を鍛える運動にもなるんですよ。

 

また、運動器とは直接関係がないように思えるかもしれませんが、食事や睡眠など基本的な生活習慣を整えることも重要です。朝起きるのが遅ければ、食欲も無くなりますし、日中活発に体を動かすことができません。体が動けば、脳の動きも活発になり、知能の発達にもつながります。

また、肥満もよくありませんが、最近はメタボ予防の反動か、高学年を中心にやせすぎが目立つようになってきました。どちらにしても栄養の偏りは体の成長に悪い影響しか与えません。
たかが体がかたいくらい……と思う人も多いかもしれませんが、心と体は密接につながっています。どちらかだけを改善しても、根本的な解決にはならないと考えてほしいと思います。

 

そのうえで、たっぷり外遊びをして全身を動かし、走る、跳ぶ、投げる、泳ぐなどの基本的な動作を身につける機会をつくりましょう。今は子ども同士で思いきり外遊びできる環境は多くありませんから、家の中でもできるラジオ体操などがおすすめです。正しく体を動かすことがポイントですが、これだけでもかなりのストレッチ効果が得られます。

 

野球やサッカーなど、スポーツをすることはよいのですが、だからといって子どものロコモの心配はないと考えるのは禁物です。一つの偏ったスポーツばかりしていても、同じ場所の筋肉や運動器しか使いませんから、運動器機能の発達のアンバランスになってしまいます。

 

また、スポーツでの過度なトレーニングも関節を痛めたり、骨折などのけがにつながりやすくなります。幼児から小学生の時期は、いろいろな種類の運動を経験して、全身をバランスよく動かし、基本的な身のこなしを覚えることが何よりも大切なのです」

 

姿勢や食生活など基本的なところから見直すことから始めたいですね。
柴田先生、ありがとうございました。

 


前回の記事はこちら

和式便座でしゃがめないのは、体の異常?!

 

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