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学校・まなび

小学1年生 2015年10月22日の記事

親がしてほしいこと、怒らずに促すには?[10/22]

《きいて、教えて、舟山先生!》 「根気」と「管理能力」を育てていきましょう

funa2015.10-2

 

こんにちは、現役小学校教員の舟山由美子です。

 

今回は、宿題などになかなか取りかかれない子についてのお悩みです。子どもの「自己管理能力」を育てる方法をご紹介したいと思います。同じような悩みをお持ちの方も多いと思いますので、ぜひ参考になさってみてください。

 

 

Q.やるべきこと(やってほしいこと)の促し方を教えてください

 

小学2年生の息子のクラスでは、毎日、宿題があります。漢字の練習1ページ、算数プリント2枚、本読みです。

 

帰宅後、おやつを食べて取りかからせますが、ほかのことに気が向いて、なかなか終わりません。2時間くらいかかります。3時半に帰ってくると5時過ぎます。

 

「ほかのこと」というのは、例えば「今日あったことを話したい(いろいろなことを思い出すたびに話が脱線する)」「妹がそのときやっていること (おもちゃで遊ぶなど、とりたてて珍しいことではない) を一緒に始める」「もっとおやつが食べたい」「遊ぶ約束をしてしまった友だちが訪ねてくる」などです。

 

「友だちと遊ぶのは、宿題が終わってから」というのが親子の約束です。学校で楽しくて、つい約束をしてきてしまうのかもしれません。

 

親としては「やることをすませてから遊べば楽なのに」と思って、ついついイライラしてやらせようとしてしまいます。できるだけ話も、おやつも、ある程度気がすむまでやらせるのですが、宿題をそろそろ……、となるとグズグズとなります。

 

こちらも勉強しろ、とばかり言いたくありません。でもやらずに困るのが不安です。夏休みは、なるべく怒らず自分でやらせるようにしました。すると夏休み明けには、漢字テストがあまりできなかったり、百マス計算のタイムが落ちたり、ひらがなが雑になったり、できていたことができなくなっていました。

 

そこで、息子に「毎日少しずつやっていたらできたんじゃない?」と問いかけましたが、反応はいまいちです。

 

子どもがパターンを身につけて、自ら取り組んでくれるようにするために、子どもの要求をどのように受け入れて、どのような態度でいればいいのか、親がやってほしいことを怒らずに促すにはどうしたらいいでしょうか。

 

私としては、宿題をする時間は、帰宅して友だちと遊んだ後、夕飯を早くしてその後にでもいいと考えています。また生活パターンも、子どもが気持ちよく取り組めるのであれば、夕飯やお風呂の順序や時間を変えるなど、帰宅後の家事の順序は変えてもいいと考えています。

 

毎日「宿題やりなさい」「やったの?」ばかり言いたくありません。あまりに言い過ぎたのか、近頃は、子どもが「今日やらなくてもいい?」と、こちらが「ダメ」としか答えられないようなことを聞いてくるようになりました。

 

本当に悩んでいます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

ペンネーム ゆるきち

 

 

A.親も根気よく、ときには自分の姿を見せることも大切です

 

ご相談文を拝見して「この悩みは、このお母さんだけの悩みなのだろうか?」と感じました。

 

お子さんのクラスの保護者の皆さんとは、情報交換をされましたか? 保護者会などで、同じような悩みを話される方はおられませんか?

 

この分量なら、集中すれば30分前後で終わる内容だと思われます。だとすると1回あたりの分量だけを見れば、2年生としては、妥当な範囲ではないでしょうか。ただ、毎日となると話はまた別で、日々これだけの宿題をこなしているとしたら大したものだなと感心します。

 

と同時に、宿題ができない子どもはどうしているのだろう、働いているお母さんは、どうしておられるのだろうとも思いました。

 

もう一つ、同業者としての別の視点からの印象なのですが、この担任の先生は根性があるな、と思いました。これだけの宿題を毎日出しているということは、これをクラスの人数分だけチェックしているはずです。

 

私は現在4年生の担任ですが、毎日「自学ノート」という名前で、漢字・計算・毎日の復習事項のまとめを、ノートの1~2ページに書く宿題を出しています。そして、これをチェックするのに、児童が登校した瞬間から、中休み、給食の合間の時間や昼休みを使います。授業の準備もあるので、気がついたら「今日トイレに行ったかな?」と思うときがあるくらいです。それでも、ノート形式の宿題なので今日中に児童に返さないといけないので何とかチェックを終わらせるのです。

 

内輪話をしてしまいましたが、この担任の先生は児童に対して、「思い」や「ねらい」を強くもって宿題を出しておられるのだろうと思ったからです。

 

問題は、その担任の「思い」や「ねらい」と比べて、お子さんの士気が全く上がっていないということです。先ほど述べたように、集中すれば30分で終わる宿題から何とか逃れたくて、お子さんはあれやこれや「牛歩戦術」のような行動をとっているのですね。

 

このご相談者におすすめする方法は次の2つです。

 

 

①子どもと話し合って、学校から帰ったあとのスケジュール表を作る

 

作ったスケジュール表は目立つところにはる。作る(書く)のは基本的に子ども。スケジュール表ができたあとは、宿題の時間になったら「勉強しなさい」とは言わず、「○時△分になったよ」とだけ告げる。

 

【注意点】

・門限や食事、お風呂の時間以外は、親の考えを押しつけない

そのスケジュールが守れないようなときに、「それを決めたのは、お母さんではなく、○○君(子ども自身)だったよ」と言えるようにする。

 

・その通りにできたら、表に小さなシールを子どもに貼る

できなかったら、子ども自身が日付と×印を書くようにする。つまり、その「宿題」は子どもの「仕事」であるという自覚をもたせる。

 

・学校で友達と約束をしてきても、とにかく決めたスケジュールを優先する

宿題が終わっていなかったら、帰ってもらうということを、予め決めておく。あと少しで終わりそうなら、待ってもらう。

 

・予定の時間より早く終わったら、その子の自由な時間とする

 

 

②子どもの「宿題」の時間は、親も勉強の姿勢をとる。

 

【例】

・お子さんの宿題とまったく同じ内容をする

できるだけ丁寧に書く。「わー、先生の書く字みたい!」と子どもが言ったら大成功。前日の算数のプリントをコピーしておいたものをお母さんが書き、お子さんが○つけをするのも目先が変わって新鮮。本読みも、一文ずつ子と親とで交互に読んだりしても楽しい。

 

お母さん自身が学びたい内容(語学・資格取得の勉強など)に取り組む

 

妹も、その時間は静かに読書をする習慣にする

 

 

この方法で育てたいのは、「根気」と「管理能力」です。

 

最初の3日間はとても楽しいはずです。でも継続するのは、なかなか根性がいります。そのときお家にいらっしゃるお母さんなら、ご自分の姿を見せることで「根気」を教えることができるのです。

 

そして、「管理能力」とは、「時間」と「(宿題の)内容・分量」について、自分がこれくらいで仕上げられるという感覚をもてるようにすることです。だらだら宿題をする子は、実は文房具など「物」の管理もできないことが多いのです。すぐにはできないかもしれませんが、レンガを積み上げるような気持ちで、少しずつ子どもの成功体験を増やしていくようにしていかれるとよいと思いますよ。

 


 

引き続き、お悩みを募集中です!

こちらのアドレス宛に、お悩みや学校についての気になることなどをお送りください。

mamanote@gakken.co.jp



現役小学校教師の舟山由美子先生にお答えいただきます。

 

お悩みをお送りいただく際は、

 

・件名「きいて 教えて 舟山先生!」

・掲載ペンネーム

・お住まいの都道府県

・お子さまの性別

・学年(年齢)

 

を、お忘れないようお願いします。

 

※ママノートで取り上げるお悩みは、毎回テーマに沿って編集部で選ばせていただくため、お寄せいただいたお悩みすべてにはお答えできない場合がございます。

※内容確認のためメールを折り返させていただく場合もあります。

 

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