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生活・しつけ
年長 2013年7月10日の記事
☆子育てにおける父親の役割、母親の役割とは?
《子どもの気持ちを知ろう5》お父さんもお母さんも、自分らしくいるだけで、十分それぞれの役割を担っているものです。
サイトを見たり本を読んだりして得た子育てについての考えを自分(母親)だけにとどめておいていいものなのでしょうか?それとも、父親にも理解をしてもらうべきなのでしょうか?
こどもコンサルタントの原坂一郎先生に父親の役割と母親の役割についてご意見をうかがいました。
●お父さんとお母さんでは、同じことをしても、やり方が全然違うもの
ここまで、原坂先生にいろいろなお話をうかがってきました。
こうして教えていただいた子育てに関する情報は、父親と母親の両方が同じように共有しておかないと子どもは混乱するものでしょうか?
原坂 「僕の考えとしては、父親と母親は少しくらい価値観が違っていてよいと思います。子育てに必要なのは“愛情と思いやり”。お互いこのふたつがあれば、父親と母親は少々違うやり方で子どもに接しても構わないと思いますよ。
父親の役割や母親の役割について、さまざまな意見がありますが、私は、母親の役割は『母親らしく』すること、父親の役割は『父親らしく』することだと考えます。
『母親らしく』『父親らしく』といっても、難しく考える必要もありません。イメージにとらわれる必要もありません。自分のよい面や特徴をそのまま出せばいい、つまり、普通に『自分らしく』いるだけでよいということです。
例えば、子どもと公園に散歩にいったとします。
子ども×母親 のときには、『きれいなお花が咲いているね』という言葉かけがあったり、『○ちゃんに、シャベル貸してあげなさい』、『そんな高いところにのぼったらダメ!』という細かな注意があったりするでしょう。
子ども×父親 のときには、そんな細やかな言葉かけはないかもしれません。けれども、高いところにのぼっても何も言われなかったり、『ほお、すごいなぁ』と、むしろ感心されたりすることもあるでしょう。
こうした、子どもに対する対応の違いは、お母さんお父さんがそれぞれ『自分らしい価値観』で、ごく自然に発せられるものです。
しかし子どもは、お父さんとお母さんが、そんな風にまったく違うことを言っていても混乱することはありません。それぞれありのままを受け止めます。
お父さんと出かけたときには、お父さんならではの触れ合いがあり、お母さんと出かけたときには、お母さんならではの触れ合いがある。それでいいのです。
お父さんもお母さんも、自分らしく自信を持って子育てをするだけで子どもはスクスク育つことでしょう」
「お母さんなんだから、母親らしくしなきゃ」と思うと、苦しくなりそうですが、「自分らしくいればいい」と言われて、気が楽になりました。
「お父さんと出かけると、買い食いしたりまったく甘やかして……」というのも大目に見てあげる必要がありますね。
原坂先生、どうもありがとうございました。
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